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公開：2025-03-07

システムクリエイトがCreatBot D600 Pro2 HSを国内販売開始、産業用途向け高速大型3Dプリンタで製造効率が向上

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• システムクリエイトがCreatBot D600 Pro2 HSを発売開始
• 最大300mm/sの高速造形と600mm立方の大型造形に対応
• 高温対応と振動抑制機能で高品質な造形を実現

CreatBot社製大型3Dプリンタの新製品が国内販売開始

株式会社システムクリエイトは2025年3月より、CreatBot社製の最新型大型3Dプリンタ「D600 Pro2 HS」の国内販売を開始した。本製品は最大300mm/sの高速造形と600x600x600mmの大型造形サイズを特徴とし、産業用途における高品質なプロトタイプや部品製造の効率化を実現するものだ。^[1]

新製品の最大の特徴は、80Wの高出力ヒーターと45mmの大型ヒートブロックを搭載したプリントヘッドにより、広いメルトゾーンでのフィラメント溶融を実現している点である。さらにKlipperファームウェアによる分散処理システムを採用することで、高速造形時の安定性を確保することに成功した。

リニアガイドレールとエンコーダ内蔵のステッピングモータによる高精度な位置決め機構に加え、独自の振動吸収技術「Z magic box」を搭載することで、高速造形時でも優れた造形品質を維持することが可能になっている。最大420℃までの高温出力にも対応し、高強度材料の造形にも対応可能だ。

D600 Pro2 HSの主要スペック

高速造形について

高速造形とは、3Dプリンタにおいて従来よりも速いスピードでモデルを製作する技術のことを指しており、主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• 高出力ヒーターによる材料の迅速な溶融
• 分散処理システムによる高精度な動作制御
• 振動抑制機構による造形品質の維持

D600 Pro2 HSでは、80Wの高出力ヒーターと45mmの大型ヒートブロックを組み合わせることで、フィラメントの溶融量を増加させている。また、Klipperファームウェアによる処理の分散化により、300mm/sという高速造形時でも安定した品質を実現することが可能となっている。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「最大300mm/sの高速造形に対応した産業用大型3Dプリンタ CreatBot社製「D600 Pro2 HS」 新発売！ | 株式会社システムクリエイトのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000252.000140772.html, (参照 25-03-07).

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