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公開：2025-03-05

北浜GRFとAmaryllo社が新会社設立、買い切り型クラウドストレージとGPU時間貸事業で日本市場に参入

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• 北浜GRFとAmaryllo社が子会社設立で合意
• 買い切り型クラウドストレージとGPU時間貸事業を展開
• 設立時の資本金は北浜GRFが100%出資

北浜GRFとAmaryllo社の新会社設立による新規事業展開

北浜GRFは2025年3月4日、クラウドサービスとセキュリティのグローバル企業Amaryllo社との間で、日本国内における新規事業展開のための子会社設立について合意を発表した。新会社のアマリロ株式会社は、買い切り型クラウドストレージサービス事業とGPU時間貸プラットフォーム事業という2つの革新的なサービスを展開していく方針だ。^[1]

北浜GRFは三重県伊賀市に20MW規模の忍者エナジーデータセンターを構築中であり、その事業を本格化させるためにIT事業者との提携を模索していた。Amaryllo社は画像処理用半導体チップの設計・製造から監視カメラの開発、データストレージまでを手がける技術力の高い企業であり、両社の強みを活かした相乗効果が期待できる。

新会社の代表取締役には北浜GRF取締役副社長の平岡佳明氏とAmaryllo社代表者の楊朝棟氏が就任する予定で、設立時の資本金は北浜GRFが100%出資する。今後は両社で出資額および出資比率について協議を行い、増資を実施する予定となっている。

新会社の事業概要

GPUについて

GPUとは、Graphics Processing Unitの略称で、画像処理に特化した演算処理装置のことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• 大量の並列処理が可能な演算ユニット
• 高速な画像処理と深層学習処理に最適
• 時間単位での貸出により柔軟な利用が可能

新会社が展開するGPU時間貸プラットフォーム事業では、高価なGPUを必要な時間だけ利用できるサービスを提供する。これにより企業や研究機関は大規模な初期投資なしに高性能なGPU環境を活用することが可能になる。

新会社設立に関する考察

北浜GRFとAmaryllo社の新会社設立は、日本のクラウドストレージ市場に新たな選択肢をもたらすものとして注目に値する。特に買い切り型というビジネスモデルは、長期保存を前提とする企業やセキュリティを重視する業界にとって魅力的な選択肢となるだろう。

一方で、既存の大手クラウドサービスプロバイダーとの競争においては、サービスの信頼性や可用性の確保が重要な課題となる。特に20MW規模のデータセンターの効率的な運用と、安定したサービス提供体制の構築が成功の鍵を握ることになるだろう。

さらに、GPU時間貸プラットフォーム事業については、AI開発やディープラーニング分野での需要拡大が見込まれる。新会社にはAmaryllo社の技術力と北浜GRFのインフラ基盤を活かした独自の付加価値創出が期待される。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「買い切り型クラウドストレージサービスとGPU時間貸プラットフォームに関する共同事業を進めるための子会社設立 | 北浜キャピタルパートナーズ株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000047.000061259.html, (参照 25-03-05).

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