Ｓｋｙが東北大学とネーミングライツ契約締結、川内厚生会館の愛称が「Ｓｋｙ KAWAUCHI Forest」に

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

PR TIMES より

記事の要約

ＳｋｙとＳｋｙが東北大学とネーミングライツ契約を締結
川内厚生会館の愛称が「Ｓｋｙ KAWAUCHI Forest」に
契約期間は2024年8月1日から5年間

東北大学とＳｋｙのネーミングライツ契約締結

Ｓｋｙ株式会社と国立大学法人東北大学は、大学施設のネーミングライツに関する契約を2024年8月20日に締結した。この契約は東北大学にとって初めてのネーミングライツ契約であり、川内キャンパスの川内厚生会館が対象施設となっている。契約期間は2024年8月1日から2029年7月31日までの5年間で、施設の新たな愛称は「Ｓｋｙ KAWAUCHI Forest」に決定した。^[1]

東北大学は2023年に「国立大学法人東北大学ネーミングライツに関する規定」を制定し、教育研究環境の整備および向上を目指している。Ｓｋｙはこの公募に応募し、選考委員会による審査を経てネーミングライツ・パートナーに選ばれた。この契約によって、大学の施設整備や教育研究環境の改善に寄与することが期待されている。

対象となる川内厚生会館は、東北大学生活協同組合が運営する食堂や売店等が入居する学生・教職員のための厚生施設である。ランチタイムには多くの学生で賑わう重要な施設であり、新しい愛称「Ｓｕy KAWAUCHI Forest」の定着に向けて、ＳｋｙとＳｋｙと東北大学が連携して取り組んでいく予定だ。

東北大学とＳｋｙのネーミングライツ契約概要

	契約内容
契約締結日	2024年8月20日
対象施設	東北大学川内キャンパス川内厚生会館
新愛称	Ｓｋｙ KAWAUCHI Forest
契約期間	2024年8月1日～2029年7月31日（5年間）
施設の特徴	食堂、売店等が入居する学生・教職員向け厚生施設

ネーミングライツについて

ネーミングライツとは、施設命名権のことを指しており、主な特徴として以下のような点が挙げられる。

企業や団体が施設の名称を命名する権利を取得する
契約期間中、施設に企業名や商品名を冠した愛称を付けられる
施設所有者は命名権料を得て、施設の維持管理費等に充てられる

東北大学では、教育研究環境の整備および向上を図るため、2023年に「国立大学法人東北大学ネーミングライツに関する規定」を制定した。この規定に基づき、今回のＳｋｙとの契約が実現し、大学施設の新たな運営モデルとして注目されている。ネーミングライツの活用により、大学の財政基盤強化と企業の広告宣伝効果の両立が期待されている。

大学施設のネーミングライツに関する考察

大学施設へのネーミングライツ導入は、教育機関の財政基盤強化という点で重要な取り組みだ。特に国立大学法人化以降、運営費交付金の減少に直面している大学にとって、新たな資金調達手段として注目されている。一方で、学問の自由や大学の独立性を損なう可能性も指摘されており、契約内容や企業との関係性については慎重な検討が必要だろう。

今後は、ネーミングライツを活用した産学連携の深化が期待される。単なる施設名の変更にとどまらず、企業と大学が共同で研究プロジェクトを立ち上げたり、学生のインターンシップ機会を創出したりするなど、多角的な協力関係を構築することが重要だ。同時に、学生や教職員の意見を取り入れながら、大学のアイデンティティを保持しつつ企業との協力関係を築いていく必要がある。

また、ネーミングライツの効果測定と評価システムの確立も課題となるだろう。企業側の広告効果や大学側の資金活用状況、学生や地域社会への影響など、多面的な評価基準を設定し、定期的に検証することが求められる。透明性の高い運用と成果の可視化により、ネーミングライツ制度の社会的理解と支持を得ることが、この取り組みの持続可能性を高める鍵となるはずだ。