ソフトウェア

SOFTWARE

公開：2024-08-22

CRI・ミドルウェアがセガ フェイブの新型知育デバイスePICOのシステム開発を担当、子どもの遊びと学びを豊かにする技術を提供

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• CRI・ミドルウェアがePICOのシステム開発を担当
• ePICOは体験型知育デバイスとして2024年10月発売
• ゲーム技術を活用し子どもの遊びと学びを支援

CRI・ミドルウェアがePICOの開発で知育デバイスの進化に貢献

株式会社CRI・ミドルウェアは、セガ フェイブの新型知育デバイス「ePICO」のシステム開発を担当したことを2024年8月20日に発表した。ePICOは体験型知育デバイスとして、テレビに接続して使用するペン型コントローラー「eペン」やマット型コントローラー「eマット」を備え、子どもが全身を使って普段できない体験ができる製品だ。^[1]

CRIはePICOの開発において、本体システムを統括するホームアプリの構築と、絵本ソフトの開発を助ける専用ツールの作成を担当した。さらに、絵本ソフト向けに音と映像に関する自社製ミドルウェアも提供している。これにより、子どものための「遊びと学びのプラットフォーム」の実現に大きく貢献している。

ePICOは1993年に発売されたキッズコンピュータPICOの後継機として位置づけられ、そのコンセプトや機能をさらに発展させたものだ。本体に付属するソフトで100種類の体験ができ、別売りの「絵本ソフト」では人気キャラクターの映像による知育ソフトも用意されている。CRIは、ゲーム領域で培った技術と知見を活かし、子どもの可能性を広げる新しい遊びと学びの環境づくりに貢献している。

ePICOの主な特徴まとめ

ミドルウェアについて

ミドルウェアとは、オペレーティングシステム（OS）とアプリケーションソフトウェアの中間に位置し、特定の機能やサービスを提供するソフトウェアのことを指しており、主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• OSとアプリケーションの橋渡し役を果たす
• 特定の機能を効率的に実現する
• 開発者の負担を軽減し、生産性を向上させる

CRI・ミドルウェアが提供するミドルウェアは、ゲーム領域から発展し、高度な音声・映像処理を可能にする。ePICOの開発においても、このミドルウェア技術が活用されており、子ども向けの知育デバイスに豊かな音と映像表現をもたらしている。CRIのミドルウェアは、ゲームだけでなく組み込み業界やモビリティ領域など、幅広い分野で活用されている。

ePICOに関する考察

ePICOの登場は、デジタル時代における子どもの教育と遊びの融合という点で画期的だ。全身を使った体験型学習は、子どもの五感を刺激し、より効果的な学習環境を提供する可能性がある。一方で、デジタルデバイスの長時間使用による健康への影響や、リアルな体験の不足といった問題も懸念されるだろう。

今後の課題としては、コンテンツの継続的な拡充と質の維持が挙げられる。多様な学習ニーズに応えるためには、教育専門家との連携や、AIを活用した個別最適化学習の導入なども検討する必要があるだろう。また、親子のコミュニケーションを促進する機能や、オンラインでの協調学習機能などを追加することで、より豊かな学習体験を提供できる可能性がある。

ePICOの今後の展開としては、ARやVR技術の統合による没入型学習環境の提供や、IoTデバイスとの連携による実世界と仮想世界を融合した学習体験の実現が期待される。さらに、国際的な教育スタンダードに対応したコンテンツの開発や、多言語対応の強化により、グローバル市場での展開も視野に入れることができるだろう。CRI・ミドルウェアの技術力が、これらの可能性を現実のものとする鍵となることが期待される。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「ＣＲＩ、新型知育デバイス「ePICO」の開発で子どもの可能性を広げる「遊びと学びのプラットフォーム」づくりに貢献 | 株式会社ＣＲＩ･ミドルウェアのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000082.000000925.html, (参照 24-08-23).

※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。

「ソフトウェア」に関するコラム一覧「ソフトウェア」に関するニュース一覧