Windows 11のSnipping ToolとPaintが進化、emojiマークアップやQRコードスキャンなどの新機能が追加

text: XEXEQ編集部

WindowsのSnipping ToolとPaintのアップデートに関する記事の要約

Windows InsidersのCanaryとDevチャネルで、Snipping ToolとPaintのアップデートのロールアウトが開始
Snipping Toolではemoji対応やQRコードスキャン機能などの新機能が追加
PaintではCocreatorが名称変更されImage Creatorとなり、同じ機能を提供
これらの機能は段階的にロールアウトされ、まだすべてのInsiderに提供されているわけではない

Snipping ToolとPaintのアップデートは多機能化を加速させる

2024年5月9日、MicrosoftはWindows 11のSnipping ToolとPaintに新機能を追加するアップデートのロールアウトを開始した。このアップデートにより、Snipping Toolではemojiでのマークアップ機能やQRコードのスキャン機能などが利用可能になる。^[1]

一方、Paintではこれまで提供されていたCocreatorがImage Creatorと名称変更され、機能はそのままに提供が継続される。Image Creatorでは簡単な説明からユーザーが望むアートワークを生成可能だ。

今回のアップデートは、Windows 11のアプリケーションの多機能化を一層推し進めるものと言える。特にSnipping Toolはスクリーンショットの編集や共有に欠かせないツールだが、emojiでのマークアップやQRコードスキャンなど、より幅広い用途での活用が期待できるだろう。

考察

今回のSnipping ToolとPaintのアップデートは、Windows 11の標準アプリケーションの利便性向上に大きく寄与するものだ。特にSnipping Toolはリモートワークの浸透により需要が高まるスクリーンショットの編集や共有において、emojiやQRコードといった直感的な機能によりユーザーの作業効率化に貢献することが期待される。また、PaintのImage Creatorは、ユーザーの創造性を刺激し、より多様な表現を可能にするツールとして注目に値するだろう。

一方で、新機能の追加に伴うユーザビリティの低下、セキュリティ面での懸念も予想される。特にQRコードのスキャン機能については、悪意のあるQRコードによる被害を防止するための対策が不可欠だ。Microsoftにはユーザーの利便性とセキュリティのバランスを取りながら、着実にアプリケーションを進化させていくことが求められる。今後は他のWindows標準アプリケーションにも同様の機能拡張が行われることを期待したい。