ジェイックがAI話し方解析アプリ「steach®」の法人向けサービスを開始、企業の人材育成をサポート

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

PR TIMES より

記事の要約

AIによる話し方解析アプリ「steach®」の法人向けサービス開始
企業の人材育成に活用可能な機能をバージョンアップ
カスタマイズ可能な設問で効率的なスキルアップを実現

AIによる話し方解析アプリ「steach®」法人向けサービスの開始

株式会社ジェイックは子会社の株式会社エフィシエントと共同開発したAIによる話し方解析アプリ「steach®」の機能をバージョンアップし、2024年8月21日に企業の人材育成に活用するサービスを開始した。「steach®」は音声と動画をAIが解析し、6つの指標で評価するアプリで、2022年5月のリリース以来、3万を超えるダウンロード数と22万回以上の練習実績を誇る。^[1]

法人向けサービスでは、個人向けの面接練習に特化した設問をカスタマイズし、企業の人材育成アプリとして活用できる。商談での会社紹介、接客時のサービス紹介、電話アポイントメントのトーク練習など、様々な状況に対応した独自の設問を設定可能だ。AIによる定量的な評価と合格水準との差の提供により、ユーザーは自身のパフォーマンスを客観的に把握できる。

「steach®」の技術は既に面接練習以外の場面でも活用されており、株式会社ユーキャンの「話し方講座」において、話し方トレーニングアプリ「Speech Trainer」の開発にも協力している。この技術は企業の人材育成等にも幅広く活用でき、自社で必要なスキルや研修内容に合わせてカスタマイズすることが可能だ。興味のある企業は問い合わせフォームから連絡できる。

「steach®」法人向けサービスの特徴まとめ

	個人向け	法人向け
主な用途	面接練習	人材育成
設問内容	面接特化	カスタマイズ可能
評価指標	6つの指標	6つの指標＋カスタム評価
フィードバック	AIによる自動評価	AI評価＋管理者確認可能
活用シーン	就職・転職活動	社内研修、スキルアップ

「steach®」法人向けサービスの問い合わせはこちら

AIによる話し方解析について

AIによる話し方解析とは、人工知能技術を用いて人間の音声や動画を分析し、話し方の特徴や品質を評価するプロセスのことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

音声の特徴（声の大きさ、話す速さなど）を客観的に分析
表情やジェスチャーなどの非言語コミュニケーションも評価
大量のデータを高速で処理し、即時フィードバックが可能

「steach®」のAIによる話し方解析は、声の大きさ、伝わりやすさ、話すスピード、自信、ボディーランゲージ、笑顔という6つの指標で評価を行う。この技術により、ユーザーは客観的な基準で自身の話し方を評価し、改善点を把握することができる。また、人間による評価と比較して、バイアスのない一貫した評価が可能となり、効率的なスキル向上を支援する。

AIによる話し方解析アプリ「steach®」に関する考察

「steach®」の法人向けサービス開始は、企業の人材育成における効率性と客観性の向上に大きく貢献する可能性がある。特に、カスタマイズ可能な設問設定により、各企業や職種に特化したトレーニングが可能となる点は高く評価できる。ただし、AIによる評価の精度や、人間の評価者との整合性については、継続的な検証と改善が必要だろう。

今後の課題としては、AIの判断基準の透明性確保や、文化的背景による話し方の違いへの対応が挙げられる。これらの問題に対しては、AIモデルの継続的な学習と改良、そして人間の専門家による監修を組み合わせることで解決できる可能性がある。また、個人情報保護の観点から、録音・録画データの取り扱いに関する明確なガイドラインの策定も重要だ。

将来的には、リアルタイムでのフィードバック機能や、VR・AR技術との統合による没入型トレーニング環境の提供など、より高度な機能の追加が期待される。さらに、異なる言語や文化圏での使用を想定した多言語対応や、業界特化型の評価モデルの開発など、「steach®」の適用範囲を拡大することで、グローバルな人材育成ツールとしての価値が一層高まるだろう。