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公開：2024-08-28

NTT DigitalがデジタルウォレットモジュールscramberryWALLET SUITEを提供開始、Web3サービスの普及に貢献へ

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• NTT DigitalがデジタルウォレットのAPIとSDKを提供開始
• scramberry WALLET SUITEで事業者のサービス連携を促進
• 2024年9月6日からグローバル展開を視野に入れて提供

NTT DigitalがscramberryWALLET SUITEを提供開始

株式会社NTT Digitalは、デジタルウォレット機能をモジュール化して提供するソフトウェア連携サービス「scramberry WALLET SUITE」の提供を2024年9月6日より開始すると発表した。本サービスは、スマートフォンアプリやWebサービスにデジタルウォレット機能を簡単に組み込むことを可能にするものだ。^[1]

scramberry WALLET SUITEは、APIおよびSDKとしてデジタルウォレットの各機能を提供することで、事業者が既存のブランドを維持しながらユーザーにデジタルウォレット機能を提供できるようにしている。また、機能の追加やセキュリティの更新が定期的に行われるため、継続的に安心して利用できる点も特徴だ。

NTT Digitalは、本サービスの提供を通じて商品・サービスのデジタル化をさらに推進し、事業者同士の連携を促進することで、消費者にとってより利便性の高いサービスの提供を支援していく方針だ。また、法人向けサービスの展開をグローバルに強化していく予定であり、各国の法令に対応して提供を拡大していく計画を立てている。

scramberry WALLET SUITEの概要

scramberry公式サイトはこちら

デジタルウォレットについて

デジタルウォレットとは、暗号資産やNFTなどのデジタル資産を管理・取引するためのソフトウェアツールのことを指しており、主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• 秘密鍵の安全な管理が可能
• デジタル資産の送受信機能を提供
• ブロックチェーン上での取引履歴の確認が可能

scramberry WALLET SUITEは、このデジタルウォレット機能をAPIおよびSDKとしてモジュール化して提供するサービスだ。これにより、事業者は自社のサービスにデジタルウォレット機能を容易に組み込むことができ、ユーザーは従来のデジタル体験をそのままに暗号資産やNFTをシームレスに取引できるようになる。

scramberry WALLET SUITEに関する考察

scramberry WALLET SUITEの提供開始は、デジタル資産の利用拡大とWeb3サービスの普及に大きく貢献する可能性がある。特に、既存のサービスにデジタルウォレット機能を簡単に追加できる点は、多くの事業者にとって魅力的だ。一方で、デジタル資産の規制環境の変化や、セキュリティリスクへの対応が今後の課題となるだろう。

これらの課題に対しては、NTT Digitalが定期的な機能追加やセキュリティ更新を行うことで、ある程度対応できると考えられる。また、グローバル展開を視野に入れている点も重要で、各国の法令に対応したサービス提供が期待される。今後は、より多様なブロックチェーンやデジタル資産への対応、さらにはDeFiやDAOといった先進的なWeb3機能の追加も期待したい。

scramberry WALLET SUITEの成功は、日本のWeb3エコシステム全体の発展にも寄与する可能性がある。NTT Digitalには、本サービスを通じてデジタル技術の社会実装を推進し、新しい価値創造の基盤を提供することが期待されるだろう。同時に、ユーザーの利便性向上とセキュリティ確保のバランスを取りながら、持続可能なサービス展開を実現することが重要だ。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「「scramberry WALLET SUITE」を提供開始 | 株式会社NTT Digitalのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000015.000136141.html, (参照 24-08-28).

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