テクノアとI-OTAが『プラッとものづくり』に新機能追加、国内外のものづくり相談者の活用機会拡大へ

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

PR TIMES より

記事の要約
デジタル受発注プラットフォーム『プラッとものづくり』の機能拡張
『プラッとものづくり』の新機能まとめ
デジタル受発注プラットフォームについて
『プラッとものづくり』の機能拡張に関する考察
参考サイト

記事の要約

『プラッとものづくり』に新機能追加
「紹介グループ」機能と英語版サービス開始
国内外のものづくり相談者に活用機会拡大

デジタル受発注プラットフォーム『プラッとものづくり』の機能拡張

株式会社テクノアとI-OTA合同会社は、デジタル受発注プラットフォーム『プラッとものづくり』に新機能を2024年9月3日にリリースすると発表した。今回の機能追加により、自治体などの公的機関や公共的団体向けの「紹介グループ」機能と、海外ものづくり相談者向けの英語版サービスが提供されることになる。^[1]

「紹介グループ」機能では、ものづくり相談者からの依頼をグループ代表者が受け取り、グループメンバーである製造業へ紹介する仕組みが提供される。この機能により、自治体などの公的機関や公共的団体が全国のものづくり相談を受け付け、地域内の事業者に紹介することが可能になった。

海外ものづくり相談者向けの英語版サービスでは、プラットフォーム上で日本の製造業グループと英語で相談が可能になる。これにより、海外のものづくり相談者に日本の中小製造業の技術へのアクセス機会を提供し、アイデアの具現化可能性を高めることができる。日本国内のものづくり事業者にとっても、グローバルなニーズを取り込む新たな機会となるだろう。

『プラッとものづくり』の新機能まとめ

	紹介グループ機能	英語版サービス
主な対象	自治体、公的機関、公共的団体	海外ものづくり相談者
主な特徴	グループ代表者による依頼の受付と紹介	英語での相談が可能
期待される効果	地域内事業者間交流の活性化	グローバルなニーズの取り込み
メリット	広域連携の実現	日本の製造業技術へのアクセス機会提供

プラッとものづくりのサービスサイトはこちら

デジタル受発注プラットフォームについて

デジタル受発注プラットフォームとは、製品やサービスの発注と受注をオンライン上で行うシステムのことを指しており、主な特徴として以下のような点が挙げられる。

発注者と受注者のマッチングを効率化
取引プロセスのデジタル化による業務効率の向上
地理的制約を超えた取引の実現

『プラッとものづくり』は2022年8月にI-OTA合同会社向けにリリースされ、2023年4月より全国にサービス提供を開始している。このプラットフォームを利用することで、ものづくり相談者はワンストップで適切な依頼先を探すことができ、ものづくり事業者は仲間と共に新しいものづくりに挑戦できるようになっている。

『プラッとものづくり』の機能拡張に関する考察

『プラッとものづくり』の新機能追加は、日本のものづくり産業のグローバル化と地域活性化の両面で大きな意義を持つ。特に「紹介グループ」機能は、自治体や公的機関が地域の製造業を支援する新たな手段となり、地域経済の活性化に寄与する可能性が高い。一方で、運用面での課題も予想され、各グループの管理や情報セキュリティの確保が重要になるだろう。

英語版サービスの開始は、日本の中小製造業の国際競争力強化につながる一方で、言語の壁や文化の違いによるコミュニケーション上の課題が生じる可能性もある。これらの問題に対しては、多言語対応の拡充や文化的背景を考慮したサポート体制の構築が解決策として考えられる。今後は、AIを活用した自動翻訳機能の導入や、国際取引に関する法務サポートなどの付加価値サービスの提供が期待される。

『プラッとものづくり』の今後の展開としては、ブロックチェーン技術を活用した取引の透明性向上や、VR・AR技術を用いた製品プロトタイプの遠隔確認機能の実装などが考えられる。このようなテクノロジーの統合により、プラットフォームの価値はさらに高まり、日本のものづくり産業のデジタルトランスフォーメーションを加速させる中核的な存在となることが期待できる。