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PFUが組込みコンピュータ新モデル3機種を発売、独自RASコントローラでセキュリティ強化と高性能化を実現

text: XEXEQ編集部
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)

PFUが組込みコンピュータ新モデル3機種を発売、独自RASコントローラでセキュリティ強化と高性能化を実現

PR TIMES より


記事の要約

  • PFUが組込みコンピュータの新モデル3機種を発売
  • 独自開発RASコントローラによるセキュリティ強化
  • 高性能化とインターフェース増強を実現

PFUの組込みコンピュータ新モデルがセキュリティと性能を向上

株式会社PFUは2024年8月29日より、組込みコンピュータの新モデル「AR8300モデル300R/310R」「AR2100モデル120R」「AR2000モデル430P」の販売を開始した。これらの製品は産業機器や社会インフラ製品、医療機器、エッジコンピューティング分野向けに最適化されている。PFU独自開発のEmbedWare RASコントローラを搭載し、改ざん検知・復旧などのセキュリティ機能を強化した点が特徴だ。[1]

新モデルは第13世代インテルCoreプロセッサーを採用し、処理能力と電力効率を向上させている。メモリやストレージも一新され、さらなる高性能化を実現した。また、LANポートやPCI Expressスロットの増強、ARシリーズ初のデジタル入出力(DIO)搭載など、インターフェースの拡充も図られている。これにより、より幅広い用途での活用が可能になった。

PFUは2022年にリコーグループの一員となり、リコーインダストリアルソリューションズとともに国内最大級の組込みコンピュータベンダーとしての地位を確立している。国内設計・国内生産にこだわり、2024年4月からは100%カーボンニュートラルの工場で製造を行うなど、環境にも配慮した製品づくりを進めている。新モデルの導入により、顧客の利益拡大と事業発展を支援することが期待される。

PFUの組込みコンピュータ新モデルの特徴まとめ

AR8300モデル300R/310R AR2100モデル120R AR2000モデル430P
販売開始日 2024年8月29日 2024年8月29日 2024年8月29日
出荷開始時期 2025年1月 2024年12月 2024年11月
販売目標 5年間で1万台 5年間で1万9千台 5年間で1万1千台
主な特徴 拡張スロット数増強 DIO搭載、RAID機能実装 コンパクトサイズ
対象市場 産業機器、社会インフラ 医療機器、エッジコンピューティング 幅広い組込み分野
AR8300モデル300R/310Rの詳細はこちら

RASコントローラについて

RASコントローラとは、Reliability(信頼性)、Availability(可用性)、Serviceability(保守性)の頭文字を取った「RAS」機能を制御するためのハードウェアコンポーネントのことを指しており、主な特徴として以下のような点が挙げられる。

  • システムの状態監視と異常検知機能
  • ハードウェアの自己診断と故障予測
  • セキュリティ機能の強化(改ざん検知・復旧など)

PFUの新モデルに搭載されたEmbedWare RASコントローラは、NIST SP 800-193準拠のBIOS改ざん保護/検知/自動回復機能を提供している。これにより、サイバー攻撃に対する高度なセキュリティ対策が可能となり、産業機器や社会インフラ製品、医療機器などの重要なシステムの安全性と信頼性を向上させることができる。

参考サイト

  1. ^ PR TIMES. 「最先端の技術革新に応える組込みコンピュータの主力製品3モデルを新発売 | 株式会社PFUのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000110.000053253.html, (参照 24-08-31).

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