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公開：2024-09-01

長崎国際テレビがメタバースに「しまのみ」を公開、離島の魅力発信と地域経済活性化に期待

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• 長崎国際テレビがメタバースに「しまのみ」を公開
• TOPPANの「メタパ」にバーチャル空間を新設
• 沖縄、東京、北海道で「はしご酒」イベントを開催

長崎国際テレビがメタバースで「しまのみ」を展開

株式会社長崎国際テレビは2024年8月30日、TOPPANが提供するメタバースモールアプリ「メタパ」内に、同社が運営するECサイト「しまのみ」のバーチャル空間「しまのみ Metapa店」を新たに公開した。このバーチャル店舗では、ユーザーが3Dアバターを用いて離島産の酒や特産品を様々な角度から閲覧できる仕組みとなっている。^[1]

「しまのみ」は2020年に長崎国際テレビが立ち上げたECサイトで、長崎県、熊本県、鹿児島県、沖縄県の離島のお酒や加工品を全国の消費者向けに販売している。単なる商品販売にとどまらず、オリジナル映像を通じて島々の魅力や背景にあるストーリーを発信することで、地域の観光プロモーションや地元企業、自治体との連携を深めている。

さらに、この公開を記念して「はしご酒フェア」が沖縄、東京、北海道の3都市で開催される。各会場では「しまのみ」で販売されているお酒を実際に楽しめるほか、スタンプラリーや抽選会も実施される。メタパ内でのバーチャル店舗訪問スクリーンショットを提示すると、Wチャンスの抽選にも参加できるという。

「しまのみ Metapa店」とはしご酒フェアの概要

しまのみの公式サイトはこちら

メタバースについて

メタバースとは、現実世界と仮想世界を融合させた3次元の仮想空間のことを指しており、主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• ユーザーが自由にアバターを操作して交流できる
• 仮想空間内で様々な経済活動が可能
• 現実世界と連動したイベントや体験を提供できる

「しまのみ Metapa店」は、このメタバース技術を活用して離島の特産品をバーチャル空間で展示販売している。ユーザーは3Dアバターを通じて商品を様々な角度から閲覧でき、まるで離島を訪れたような体験ができる。この取り組みは、離島の魅力発信と地域経済の活性化を両立させる新たなアプローチとして注目されている。

メタバースを活用した地域振興に関する考察

メタバースを活用した「しまのみ Metapa店」の公開は、離島の特産品販売と観光プロモーションを融合させた画期的な取り組みだ。この方法により、物理的な距離や時間の制約を超えて、全国の消費者が離島の魅力に触れることができるようになる。さらに、バーチャル空間での体験が実際の観光や購買行動につながる可能性も高く、地域経済の活性化に大きく貢献するだろう。

一方で、メタバース空間の運営には技術的な課題やセキュリティの問題が付きまとう。ユーザーの個人情報保護やデジタルディバイドの解消など、克服すべき課題は少なくない。これらの問題に対しては、継続的な技術改善とユーザー教育、さらには行政との連携による支援体制の構築が必要となるだろう。

今後、「しまのみ Metapa店」のような取り組みが他の地域にも広がることで、日本全体の地方創生に新たな可能性が開けるかもしれない。メタバース空間と現実世界のイベントを連動させる「はしご酒フェア」のような企画は、オンラインとオフラインの相乗効果を生み出す好例だ。このような革新的なアプローチが、地域の魅力を全国に発信する新たな標準となることを期待したい。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「「しまのみ」がメタバースに登場！TOPPANの「メタパ」に新しいバーチャル空間が完成 | 株式会社長崎国際テレビのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000040.000061001.html, (参照 24-09-01).
2. Meta. https://about.meta.com/ja/

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