DX

ディーエックス

公開：2024-09-01

キッセイ薬品がBtoBプラットフォーム 請求書を導入、月間42万円以上のコスト削減と業務効率化を実現

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• キッセイ薬品がBtoBプラットフォーム 請求書を導入
• 請求書の8割をデジタル化し業務効率化を実現
• 月間約42万円以上のコスト削減に成功

キッセイ薬品によるBtoBプラットフォーム 請求書の導入効果

株式会社インフォマートは、キッセイ薬品工業株式会社が「BtoBプラットフォーム 請求書」を導入したことを2024年8月30日に発表した。この導入により、キッセイ薬品は発行する請求書の8割をデジタル化し、請求書受取や支払通知においても効率化を実現している。郵送費や経理処理にかかる人件費等、月間約42万円以上のコストを削減することに成功した。^[1]

キッセイ薬品は全国に10の支店と配下の営業所を持ち、各地の特約店から注文を受けている。導入前は、印刷した大量の請求書を仕分けして封入する必要があり、作業に注意を要していた。また、取引先によっては請求書の早急な送付を求められることもあり、紙の請求書をスキャンしてメールやFAXで送信する必要があった。

BtoBプラットフォーム 請求書の導入により、煩雑だった仕分けや封入作業がすべてなくなり、作業負担が大幅に軽減された。請求書の発行は本社の財務管理部で一括して行われ、販売管理システムからCSVデータをアップロードするだけで、消費税計算済みの金額が表示され、上長の承認後すぐに発行が可能になった。

BtoBプラットフォーム 請求書導入効果まとめ

インボイス制度について

インボイス制度とは、適格請求書等保存方式のことを指しており、主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• 消費税の仕入税額控除の要件として適格請求書等の保存が必要
• 適格請求書発行事業者のみが適格請求書を発行可能
• 取引ごとの消費税額等の記載が必要

キッセイ薬品工業株式会社は、BtoBプラットフォーム 請求書の導入により、インボイス制度に対応した消費税計算を実現している。このシステムは電子帳簿保存法にも対応しており、請求書の発行側だけでなく受領側の取引先にもメリットをもたらしている。制度対応と業務効率化の両立が、導入の決め手となった。

BtoBプラットフォーム 請求書の導入に関する考察

BtoBプラットフォーム 請求書の導入は、キッセイ薬品の業務効率化とコスト削減に大きく貢献している。特に、請求書発行プロセスの簡素化と迅速化は、企業の生産性向上に直結する重要な改善点だ。また、インボイス制度や電子帳簿保存法への対応も同時に実現できたことは、法令順守と業務改善の両立という点で評価できる。

一方で、今後の課題としては、まだデジタル化されていない残り2割の請求書処理をどのように効率化するかが挙げられる。また、取引先との連携をさらに強化し、エンドツーエンドでのデジタル化を推進することで、より大きな効果が期待できるだろう。セキュリティ面での配慮も重要で、データの暗号化や適切なアクセス管理など、デジタル化に伴うリスク対策も継続的に行う必要がある。

今後の展望としては、AIやマシンラーニングを活用した請求書処理の自動化や、ブロックチェーン技術を用いた取引の透明性向上など、さらなる技術革新との統合が期待される。また、医療機関等との取引に特化した機能の追加や、業界特有の規制に対応したカスタマイズなど、製薬業界特有のニーズに応える機能拡張も今後の課題となるだろう。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「キッセイ薬品、「BtoBプラットフォーム 請求書」の導入で郵送費や経理処理にかかる人件費等、月間約42万円以上のコストを削減 | 株式会社インフォマートのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000662.000013808.html, (参照 24-09-01).

※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。

「DX」に関するコラム一覧「DX」に関するニュース一覧