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公開：2024-09-01

スナックレモネードがCEDEC2024でエフェクチュエーション理論を紹介、ゲーム開発の新たなプロジェクトマネジメント手法として注目

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• スナックレモネードがCEDEC2024に登壇
• エフェクチュエーション理論を用いたプロジェクトマネジメント手法を提案
• ゲーム業界向けの新たなアプローチを紹介

スナックレモネードがCEDEC2024でエフェクチュエーション理論を紹介

株式会社スナックレモネードは、2024年8月21日から23日にかけて開催されたCEDEC2024において、エフェクチュエーション理論を用いた新しいプロジェクトマネジメント手法を提案するセッションに登壇した。このセッションでは、ゲーム開発におけるプロジェクトマネジメントの可能性を探る活発な議論が行われ、約80名の参加者を集めた。^[1]

セッションは60分間のリレー形式で構成され、スナックレモネード代表取締役社長の谷口千鶴氏、プロジェクトデザイナーの柏木誠氏、神戸大学経営学研究科准教授の吉田満梨氏が登壇した。エフェクチュエーション理論の概要、実際の事例、プロジェクトマネジメントへの応用について、それぞれの専門知識を活かした発表が行われた。

セッション終了後には「Ask the Speaker」セッションが開催され、約20名の参加者がエフェクチュエーション理論の実践方法についてさらに深い議論を交わした。参加者たちは理論の普及と実践事例の共有を目的としたコミュニティを立ち上げ、今後の活動について話し合った。

CEDEC2024でのスナックレモネードの発表内容

エフェクチュエーション理論について

エフェクチュエーション理論とは、不確実性の高い状況下で効果的な意思決定を行うための戦略的アプローチのことを指しており、主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• 手持ちのリソースを最大限に活用する
• 柔軟な目標設定と方向性の調整を行う
• 失敗を学習の機会として捉える

エフェクチュエーション理論は、ゲーム開発のような創造的かつ不確実性の高い分野に特に適している。この理論を適用することで、プロジェクトマネージャーは限られたリソースを効果的に活用し、市場の変化や技術の進歩に柔軟に対応しながら、革新的なゲーム開発を推進することが可能になる。

エフェクチュエーション理論のゲーム開発への適用に関する考察

エフェクチュエーション理論のゲーム開発への適用は、従来の計画主導型のプロジェクトマネジメントに比べ、より柔軟で創造的なアプローチを可能にするという点で画期的だ。特に、急速に変化するゲーム市場において、この理論は開発チームが市場のフィードバックに迅速に対応し、プロジェクトの方向性を柔軟に調整することを可能にする。

一方で、この新しいアプローチを既存の開発プロセスに統合する際には、組織文化の変革や従来のKPIの見直しなど、様々な課題が生じる可能性がある。これらの課題に対しては、段階的な導入やハイブリッドアプローチの採用、さらには社内教育プログラムの充実などが有効な解決策となりうるだろう。

今後、エフェクチュエーション理論を活用したゲーム開発プロジェクトの成功事例が蓄積されることで、理論の有効性がより明確になることが期待される。同時に、AIやVRなどの新技術との融合や、グローバル市場を見据えた適用方法の開発など、さらなる理論の発展と実践的なツールの開発が望まれる。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「株式会社スナックレモネードがCEDEC2024に登壇 - ゲーム業界に最新経営論理導入する新たな試み | 株式会社スナックレモネードのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000005.000139288.html, (参照 24-09-01).

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