AI

エーアイ

公開：2024-09-04

SafieとCData Syncが製品連携、AI-App人数カウントデータのDWH・BIツール活用で店舗運営の効率化を実現

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• SafieとCData Syncが製品連携を開始
• AI-App人数カウントデータの可視化が可能に
• 店舗運営の効率化とマーケティング活用を促進

SafieとCData Syncの製品連携によるデータ活用の拡大

CData Software Japan合同会社は2024年9月3日、セーフィー株式会社のクラウド録画サービス「Safie」がETL/ELTツール「CData Sync」との製品連携を開始したことを発表した。この連携により、SafieのエッジAIカメラ「Safie One」のAIソリューション「AI-App 人数カウント」で計測したデータを各種DWH・BIツールで容易に可視化できるようになった。^[1]

具体的には、入店者数、店前通過人数、立ち止まり人数などのデータをダッシュボードで表示できるようになり、店舗内のゾーニングごとの顧客動向分析が可能になった。これにより、メイン導線を意識したレイアウトの最適化や販促効果の検証などのマーケティング活動が実現できる。さらに、データを帳票で出力することで、他のデータと組み合わせた複合的な分析も可能になっている。

CData Syncでは、SafieのAI-App人数カウントデータを各種DB・DWHに格納し、BIツールから分析・可視化することができる。対応するDBにはSQL Server、PostgreSQL、MySQLなどがあり、DWHではSnowflake、Google BigQuery、Amazon Redshiftなどが含まれる。BIツールはTableau、Microsoft Power BI、Google Looker Studioなどに対応しており、幅広いデータ活用の選択肢を提供している。

SafieとCData Syncの連携機能まとめ

エッジAIカメラについて

エッジAIカメラとは、カメラ自体にAI処理機能を搭載した次世代型の監視カメラのことを指しており、主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• リアルタイムでの画像解析と意思決定が可能
• クラウドへのデータ転送量を削減し、応答速度を向上
• プライバシー保護に配慮したデータ処理が可能

SafieのエッジAIカメラ「Safie One」は、AI-App人数カウント機能を活用して店舗内の人流データをリアルタイムで収集・分析することができる。このデータをCData Syncを通じて各種BIツールと連携させることで、店舗運営の効率化やマーケティング戦略の立案に活用できる。エッジAIカメラの活用は、小売業界におけるDXの重要な要素となっている。

SafieとCData Syncの連携に関する考察

SafieとCData Syncの連携は、小売業界におけるデータ駆動型の意思決定を促進する点で高く評価できる。特に、エッジAIカメラで収集したリアルタイムデータをノーコードで各種BIツールに連携できる点は、技術的なハードルを下げ、幅広い企業での活用を可能にするだろう。一方で、プライバシー保護の観点から、顧客の個人情報を適切に管理し、匿名化されたデータのみを分析に使用するなどの配慮が必要となる。

今後の課題としては、AIによる人数カウントの精度向上や、より多様な指標の追加が挙げられる。例えば、顧客の滞在時間や商品との接触回数など、より詳細な行動分析が可能になれば、さらに精緻なマーケティング戦略の立案に寄与するだろう。また、複数店舗のデータを横断的に分析し、ベストプラクティスを共有する機能なども期待される。これらの課題に対しては、機械学習モデルの継続的な改善や、新たなAIアプリケーションの開発が解決策となるかもしれない。

将来的には、SafieのAIカメラとCData Syncの連携に、PO Sデータや在庫管理システムなど他のデータソースを統合することで、より包括的な店舗分析プラットフォームへと進化する可能性がある。さらに、AIによる需要予測や自動発注システムとの連携など、小売業のサプライチェーン全体を最適化するソリューションへの発展も期待できる。SafieとCData Syncの今回の連携は、小売業におけるDXの加速と、データ駆動型ビジネスモデルの確立に向けた重要な一歩となるだろう。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「クラウド録画サービス『Safie』と『CData Sync』が製品連携を開始 | CData Software Japan 合同会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000249.000017545.html, (参照 24-09-04).
2. Microsoft. https://www.microsoft.com/ja-jp
3. Google. https://blog.google/intl/ja-jp/

※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。

「AI」に関するコラム一覧「AI」に関するニュース一覧