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MEID(Mobile Equipment Identifier)とは?意味をわかりやすく簡単に解説

text: XEXEQ編集部


MEID(Mobile Equipment Identifier)とは

MEIDとはMobile Equipment Identifierの略称で、CDMA方式の携帯電話ネットワークで使用される機器識別番号のことを指します。この番号は、携帯電話端末を一意に識別するために使用されます。

MEIDは、56ビットの番号で構成されており、その内訳は製造者コード(RR)が8ビット、製造番号(XXXXXX)が24ビット、シリアル番号(ZZZZZZ)が24ビットとなっています。つまり、RR-XXXXXX-ZZZZZZという形式で表されるのです。

MEIDは、端末の製造時に割り当てられ、端末に保存されます。この番号は、ネットワーク上で端末を認証し、通信サービスを提供するために使用されるのです。

MEIDは、ESNと同様の役割を果たしますが、ESNが32ビットの番号であるのに対し、MEIDは56ビットと、より多くの端末を識別できる容量を持っています。これにより、将来的な端末数の増加にも対応できるようになっているのです。

MEIDは、端末の盗難や紛失時に、ネットワーク側から当該端末へのアクセスを制限するためにも使用されます。これにより、不正利用を防ぐことができるようになっています。

MEIDの構成要素と表記方法

MEIDの構成要素と表記方法に関して、以下3つを簡単に解説していきます。

  • MEIDを構成する3つの要素
  • MEIDの表記方法と形式
  • MEIDのチェックデジットの計算方法

MEIDを構成する3つの要素

MEIDは、製造者コード(RR)、製造番号(XXXXXX)、シリアル番号(ZZZZZZ)の3つの要素で構成されています。製造者コードは8ビット、製造番号は24ビット、シリアル番号は24ビットで表されます。

製造者コードは、端末の製造メーカーを識別するために使用されます。製造番号は、製造者が割り当てる端末の型番を表し、シリアル番号は、同じ型番の端末を識別するために使用されるのです。

MEIDの表記方法と形式

MEIDは、RR-XXXXXX-ZZZZZZという形式で表記されます。RRは製造者コード、XXXXXXは製造番号、ZZZZZZはシリアル番号を表しています。

MEIDの表記には、16進数が使用されます。つまり、0~9の数字とA~Fのアルファベットを組み合わせて表現されるのです。また、MEIDの末尾には、チェックデジットと呼ばれる数字が付加されることがあります。

MEIDのチェックデジットの計算方法

MEIDの末尾に付加されるチェックデジットは、MEIDの入力ミスを防ぐために使用されます。このチェックデジットは、以下の手順で計算されます。

まず、MEIDの各桁の数値に、偶数桁は2をかけ、奇数桁はそのままの値を使用します。次に、それらの値を全て足し合わせ、その合計を10で割った余りを求めます。最後に、その余りを10から引いた値がチェックデジットとなるのです。ただし、余りが0の場合は、チェックデジットも0となります。

MEIDとIMEI(IMSI)の違い

MEIDとIMEI(IMSI)の違いに関して、以下3つを簡単に解説していきます。

  • MEIDとIMEIの使用される通信方式の違い
  • MEIDとIMSIの役割の違い
  • MEIDとIMEI(IMSI)の番号構成の違い

MEIDとIMEIの使用される通信方式の違い

MEIDは、CDMA方式の携帯電話ネットワークで使用される機器識別番号です。一方、IMEIは、GSM方式やLTE方式など、CDMA以外の携帯電話ネットワークで使用される機器識別番号となっています。

つまり、MEIDとIMEIは、使用される通信方式が異なるのです。ただし、両者とも携帯電話端末を一意に識別するための番号という点では共通しています。

MEIDとIMSIの役割の違い

MEIDは、携帯電話端末を識別するための番号ですが、IMSIは、SIMカードに記録された加入者識別番号のことを指します。つまり、MEIDが端末を識別するのに対し、IMSIは利用者を識別するための番号なのです。

IMSIは、携帯電話ネットワークで利用者を認証し、通信サービスを提供するために使用されます。一方、MEIDは、端末の認証に使用されるため、役割が異なります。

MEIDとIMEI(IMSI)の番号構成の違い

MEIDは、56ビットの番号で構成され、製造者コード、製造番号、シリアル番号の3つの要素で成り立っています。一方、IMEIは、15桁の数字で構成され、端末の型番や製造番号などが含まれます。

また、IMSIは、最大15桁の数字で構成され、Mobile Country Code(MCC)、Mobile Network Code(MNC)、Mobile Subscription Identification Number(MSIN)の3つの要素で成り立っています。このように、MEIDとIMEI(IMSI)では、番号の構成要素や桁数が異なるのです。

MEIDの確認方法とトラブルシューティング

MEIDの確認方法とトラブルシューティングに関して、以下3つを簡単に解説していきます。

  • AndroidやiPhoneでのMEIDの確認方法
  • MEIDを使った端末の登録方法
  • MEIDに関する代表的なトラブルとその対処法

AndroidやiPhoneでのMEIDの確認方法

Androidの場合、「設定」→「端末情報」→「MEID」と進むことで、MEIDを確認できます。また、ダイヤラーで「*#06#」と入力することでも、MEIDを表示させることができるでしょう。

iPhoneの場合、MEIDの代わりにIMEIが使用されます。IMEIは、「設定」→「一般」→「情報」と進むことで確認できます。また、iTunesを使ってiPhoneをパソコンに接続し、「概要」タブを開くことでも、IMEIを確認できるはずです。

MEIDを使った端末の登録方法

新しい携帯電話端末を購入した場合、MEIDを使って端末をネットワークに登録する必要があります。この登録手続きは、通信キャリアのWebサイトやショップで行うことができます。

登録の際は、MEIDのほかに、氏名や住所、支払い方法などの情報を入力する必要があります。また、MNPで他社からの乗り換えの場合は、MNP予約番号の入力も必要となるでしょう。

MEIDに関する代表的なトラブルとその対処法

MEIDに関するトラブルとしては、MEIDの入力ミスによる登録失敗や、端末の盗難・紛失によるMEIDの不正利用などが挙げられます。MEIDの入力ミスは、チェックデジットを使って防ぐことができます。

端末の盗難・紛失時は、速やかに通信キャリアに連絡し、MEIDを使って当該端末をネットワークから遮断してもらう必要があります。また、リモートロックやデータ消去などの対策を取ることも重要でしょう。

※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。

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