SOAP(Simple Object Access Protocol)とは？意味をわかりやすく簡単に解説

text: XEXEQ編集部

SOAP(Simple Object Access Protocol)とは

SOAPとはSimple Object Access Protocolの略称で、XMLベースのメッセージング技術の一種です。SOAPは、分散環境においてアプリケーション間の通信を実現するために広く利用されているプロトコルです。

SOAPは、HTTPやSMTPなどの通信プロトコル上で動作し、プラットフォームや言語に依存しないため、異なるシステム間での相互運用性を確保できます。SOAPメッセージは、ヘッダーとボディで構成され、ヘッダーにはメッセージの処理に関する情報が、ボディには実際のデータが含まれます。

SOAPの特徴として、拡張性の高さが挙げられます。SOAPは、標準化された仕様に基づいているため、新しい機能を追加したり、既存の機能を拡張したりすることが容易です。また、SOAPは、セキュリティ機能も備えており、メッセージの暗号化や署名が可能となっています。

SOAPは、Web Services Description Language(WSDL)と組み合わせて使用されることが多いです。WSDLは、WebサービスのインターフェースをXMLで記述するための言語で、SOAPを使用してWebサービスにアクセスする際に必要な情報を提供します。

SOAPは、企業システムの統合や、B2Bの取引などの場面で広く活用されています。SOAPを使用することで、異なるプラットフォームやシステム間でのデータのやり取りを円滑に行うことができ、ビジネスプロセスの自動化や効率化に貢献しています。

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