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STUN(Session Traversal Utilities for NAT)とは?意味をわかりやすく簡単に解説

text: XEXEQ編集部


STUN(Session Traversal Utilities for NAT)とは

STUNは「Session Traversal Utilities for NAT」の略称であり、NATを越えてネットワーク上のデバイス間で通信を確立するためのプロトコルです。STUNは、インターネット技術の標準化を推進する非営利団体であるIETFによって標準化されました。

NATは、プライベートIPアドレスをグローバルIPアドレスに変換することで、限られたグローバルIPアドレスを効率的に使用できるようにする技術です。しかし、NATを使用すると、外部からプライベートネットワーク内のデバイスに直接アクセスすることができなくなります。

STUNは、NATの背後にあるデバイスが外部から到達可能なパブリックIPアドレスとポート番号を発見するために使用されます。STUNクライアントは、STUNサーバーに問い合わせを送信し、サーバーからの応答を分析することで、NATによって割り当てられたパブリックIPアドレスとポート番号を特定します。

STUNを使用することで、NATの背後にあるデバイス同士が直接通信を確立できるようになります。これにより、ボイスオーバーIP(VoIP)やビデオ会議などのリアルタイム通信アプリケーションにおいて、NATによる制限を克服し、スムーズな通信を実現することができます。

STUNは、UDP上で動作するシンプルなプロトコルであり、軽量で効率的です。STUNは、NATトラバーサルの基本的な機能を提供しますが、より高度なシナリオには対応していません。そのため、STUNだけでは不十分な場合、TURNやICEなどの他のプロトコルと組み合わせて使用されることがあります。

※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。

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