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公開：2024-09-22

USSがベクトリクスの小型3輪BEV『I-Cargo』を試験導入オークション会場の作業効率向上と環境負荷低減に期待

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• USSがI-Cargoを作業車として試験導入
• 広大なオークション会場での効率的な作業を期待
• EV活用推進と中古車市場への影響に注目

USSがベクトリクスの小型3輪BEV『I-Cargo』を試験導入

オートオークション最大手のUSSは、広大な面積を誇る会場の作業車としてベクトリクスの小型3輪BEV『I-Cargo』を試験導入した。2024年9月5日、株式会社ユー・エス・エス（本社：愛知県東海市）に『I-Cargo』が納車され、1ヶ月間のテスト運用が開始された。脱炭素を軸とする環境対策を積極的に推進するUSSにとって、『I-Cargo』は現場作業を担う重要な実験車両となるだろう。^[1]

USSの広大なオークション会場では、効率的な作業車両が求められている。例えば、野田市にあるUSS東京会場は、敷地面積16万7,200坪（東京ドーム11個分）という広さを誇る。さらに本社のある名古屋会場では巨大な立体駐車場が併設されているため、より作業効率の高い車両が必要不可欠だ。

現在、オークション会場で主に使用されている作業車は軽バン（ガソリン車）だが、『I-Cargo』はコンパクトな車体でありながら、相当な量の荷物を積載できる小型EVである。取り回しの良さと高い積載能力を兼ね備えた『I-Cargo』は、密に並べられた車両間の移動や立体駐車場での作業に適していると評価されている。

I-Cargoの主な特徴まとめ

I-Cargoの詳細はこちら

BEVについて

BEVとは「Battery Electric Vehicle」の略称で、バッテリー（蓄電池）で電気モーターを駆動する電気自動車のことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

• 走行時にCO2を排出しないため環境負荷が低い
• エンジン音がなく静かで振動も少ない
• メンテナンスが比較的簡単で運用コストが抑えられる

USSが試験導入した『I-Cargo』はBEVの一種で、オークション会場での作業に適した小型3輪タイプの電気自動車だ。従来のガソリン車と比べて環境性能が高く、静かな作業環境の実現や運用コストの削減が期待できる。また、コンパクトな車体と高い積載能力を兼ね備えているため、広大なオークション会場での効率的な作業をサポートする可能性がある。

I-Cargoのオークション会場での活用に関する考察

I-Cargoの試験導入は、オークション会場の作業効率向上と環境負荷低減の両立を目指す上で重要な一歩だ。コンパクトな車体と高い積載能力を併せ持つI-Cargoは、密集した車両間の移動や立体駐車場での作業に適しており、従来の軽バンよりも効率的な作業が可能になるだろう。さらに、電気自動車ならではの低騒音・低振動は、作業環境の改善にも貢献する可能性がある。

一方で、長時間の連続使用や急な充電の必要性など、EVならではの課題も予想される。オークション会場の広さや作業量に応じた適切な台数の配備や、効率的な充電インフラの整備が求められるだろう。また、従来のガソリン車とは異なる操作感や特性に対し、作業員への適切な教育・訓練も必要になると考えられる。

今後、I-Cargoの試験導入結果を踏まえ、オークション会場特有のニーズに合わせたカスタマイズや機能拡張が期待される。例えば、車両情報を即座に確認・更新できるタブレット端末の搭載や、自動運転技術の導入による更なる効率化などが考えられる。USSのような大手企業での採用は、中古車オークション業界全体のEV化推進や、新たな作業車市場の創出につながる可能性を秘めている。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「オートオークション最大手のUSSが、広大な面積を誇る会場の作業車としてベクトリクスの小型3輪BEV『I-Cargo』を試験導入。EVならではのメリットに早くも高評価 | 株式会社VECTRIX JAPANのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000035.000106844.html, (参照 24-09-22).

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