公開:

【CVE-2024-8963】IvantiのEPM Cloud Services Applianceにパストラバーサルの脆弱性、緊急対応が必要

text: XEXEQ編集部
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)


記事の要約

  • IvantiのEPM Cloud Services Applianceに脆弱性
  • パストラバーサルの脆弱性でCVSS v3基本値9.1
  • 情報取得・改ざんのリスクあり、対策が必要

IvantiのEPM Cloud Services Applianceに深刻な脆弱性

Ivantiは、同社のEPM Cloud Services Appliance 4.6にパストラバーサルの脆弱性が存在することを公開した。この脆弱性はCVE-2024-8963として識別されており、CVSS v3による深刻度基本値は9.1(緊急)と非常に高い評価となっている。攻撃元区分はネットワークであり、攻撃条件の複雑さは低いとされている。[1]

この脆弱性の影響により、攻撃者は特権レベルや利用者の関与なしに、システム上の情報を不正に取得したり改ざんしたりする可能性がある。影響の想定範囲に変更はないものの、機密性と完全性への影響が高いと評価されており、早急な対策が求められる。可用性への影響は現時点では報告されていない。

Ivantiは本脆弱性に対する対策として、ベンダアドバイザリやパッチ情報を公開している。影響を受ける可能性のあるユーザーは、National Vulnerability Database (NVD)やCISA Known Exploited Vulnerabilities Catalogなどの情報源を参照し、適切な対策を実施することが推奨される。また、Ivantiのフォーラムに掲載されているセキュリティアドバイザリも参考になるだろう。

EPM Cloud Services Applianceの脆弱性詳細

項目 詳細
脆弱性の種類 パストラバーサル
CVE識別子 CVE-2024-8963
CVSS v3基本値 9.1(緊急)
影響を受ける製品 EPM Cloud Services Appliance 4.6
攻撃元区分 ネットワーク
攻撃条件の複雑さ
想定される影響 情報の不正取得、情報の改ざん

パストラバーサルについて

パストラバーサルとは、攻撃者がアプリケーションのファイルパス処理の脆弱性を悪用して、本来アクセスできないはずのディレクトリやファイルにアクセスする攻撃手法のことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

  • 相対パスや特殊文字を使用して上位ディレクトリに移動
  • 設定ファイルやシステムファイルなどの重要情報にアクセス可能
  • Webアプリケーションやサーバーのセキュリティを迂回する

IvantiのEPM Cloud Services Applianceで発見されたパストラバーサルの脆弱性は、攻撃者がネットワーク経由で容易に悪用できる可能性がある。この脆弱性を利用することで、攻撃者は権限のない情報へのアクセスや、システム上のファイルの改ざんを行える可能性がある。そのため、影響を受ける可能性のあるユーザーは、Ivantiが提供する対策を速やかに適用することが強く推奨される。

IvantiのEPM Cloud Services Applianceの脆弱性に関する考察

IvantiのEPM Cloud Services Applianceに発見されたパストラバーサルの脆弱性は、その深刻度の高さから早急な対応が求められる。CVSS v3基本値が9.1という非常に高い評価を受けていることから、この脆弱性が悪用された場合の影響は甚大であると予想される。特に、攻撃条件の複雑さが低く、特権レベルや利用者の関与が不要という点は、攻撃者にとって非常に魅力的なターゲットとなる可能性が高い。

今後、この脆弱性を悪用した攻撃が増加する可能性があり、未対策のシステムが狙われるリスクは高いと考えられる。また、パッチ適用後も、攻撃者が新たな手法を開発する可能性も考慮しなければならない。対策としては、Ivantiが提供するパッチを速やかに適用することはもちろん、ネットワークセグメンテーションの強化やアクセス制御の見直しなど、多層防御の観点からセキュリティ対策を講じる必要があるだろう。

今後、クラウドサービスの普及に伴い、同様の脆弱性が他のプラットフォームでも発見される可能性がある。そのため、ベンダー側には脆弱性の早期発見と迅速な対応、ユーザー側には定期的なセキュリティアップデートの適用が求められる。また、AIを活用した脆弱性検出技術やセキュリティ自動化ツールの開発が進むことで、より効率的かつ効果的な脆弱性管理が可能になることが期待される。

参考サイト

  1. ^ JVN. 「JVNDB-2024-008695 - JVN iPedia - 脆弱性対策情報データベース」. https://jvndb.jvn.jp/ja/contents/2024/JVNDB-2024-008695.html, (参照 24-09-24).

※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。

「セキュリティ」に関するコラム一覧「セキュリティ」に関するニュース一覧
ブログに戻る

コメントを残す

コメントは公開前に承認される必要があることにご注意ください。