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【CVE-2024-8752】smart-hmiのwebiqにパストラバーサルの脆弱性、情報取得のリスクに要注意

text: XEXEQ編集部
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)


記事の要約

  • smart-hmiのwebiqにパストラバーサルの脆弱性
  • CVE-2024-8752として識別される重要な脆弱性
  • 情報取得の可能性あり、適切な対策が必要

smart-hmiのwebiqに発見されたパストラバーサルの脆弱性

smart-hmiのwebiqにおいて、パストラバーサルの脆弱性が発見された。この脆弱性はCVE-2024-8752として識別されており、CVSS v3による深刻度基本値は7.5(重要)と評価されている。攻撃元区分はネットワークであり、攻撃条件の複雑さは低いとされている。[1]

この脆弱性の影響を受けるのはsmart-hmiのwebiq 2.15.9バージョンである。攻撃に必要な特権レベルは不要であり、利用者の関与も不要とされている。影響の想定範囲に変更はないものの、機密性への影響が高いと評価されており、情報を取得される可能性がある。

対策としては、ベンダ情報および参考情報を確認し、適切な対策を実施することが推奨されている。この脆弱性はCWEによるタイプ分類でパス・トラバーサル(CWE-22)に分類されており、NVDおよびその他の評価でも同様の分類がなされている。

smart-hmi webiqの脆弱性詳細

項目 詳細
影響を受けるバージョン webiq 2.15.9
CVE識別子 CVE-2024-8752
CVSS v3深刻度基本値 7.5(重要)
攻撃元区分 ネットワーク
攻撃条件の複雑さ
CWE分類 パス・トラバーサル(CWE-22)

パストラバーサルについて

パストラバーサルとは、Webアプリケーションの脆弱性の一種で、攻撃者がファイルシステム内の任意のファイルにアクセスできてしまう問題のことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

  • ディレクトリトラバーサル攻撃とも呼ばれる
  • 相対パス表記を悪用してアクセス制限を回避
  • 機密情報の漏洩やシステム全体の危殆化につながる可能性

smart-hmiのwebiqで発見されたこの脆弱性は、攻撃者が意図しないファイルにアクセスできる可能性を示唆している。CWE-22として分類されるこの脆弱性は、適切な入力検証やサニタイズが行われていない場合に発生し、重大な情報漏洩につながる恐れがある。

smart-hmiのwebiqの脆弱性に関する考察

smart-hmiのwebiqにおけるパストラバーサルの脆弱性の発見は、産業用制御システムのセキュリティ強化の重要性を再認識させる出来事だ。この脆弱性がCVSS v3で7.5という高い深刻度を持つことは、早急な対応が必要であることを示している。特に、攻撃条件の複雑さが低く、特権レベルや利用者の関与が不要という点は、攻撃の容易さを示唆しており、早急な対策が求められるだろう。

今後、このような脆弱性を防ぐためには、開発段階でのセキュリティ設計の強化が不可欠だ。特に、ユーザー入力の厳格な検証やサニタイズ処理の徹底、最小権限の原則の適用などが重要になる。また、定期的なセキュリティ監査や脆弱性スキャンの実施も、潜在的な問題を早期に発見するために有効だろう。

産業用制御システムのセキュリティは、物理的な影響を及ぼす可能性があるため、特に重要だ。今回の事例を教訓に、ベンダーはセキュリティ対策の強化と迅速な脆弱性対応プロセスの確立を進めるべきだろう。同時に、ユーザー側も常に最新のセキュリティアップデートを適用し、不要なネットワークアクセスを制限するなど、多層防御の考え方に基づいたセキュリティ対策を講じる必要がある。

参考サイト

  1. ^ JVN. 「JVNDB-2024-008638 - JVN iPedia - 脆弱性対策情報データベース」. https://jvndb.jvn.jp/ja/contents/2024/JVNDB-2024-008638.html, (参照 24-09-24).

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