エレコムが学校向けモバイルバッテリーでフェーズフリーアワード2024入選、日常と非常時の両立で4年連続の評価

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

PR TIMES より

記事の要約

エレコムが4年連続フェーズフリーアワード2024入選
学校向けモバイルバッテリーがオーディエンス賞受賞
日常時と非常時に活用可能な製品設計が評価

エレコムの学校向けモバイルバッテリーがフェーズフリーアワード2024で評価

エレコム株式会社は2024年9月24日、一般社団法人フェーズフリー協会主催の「フェーズフリーアワード2024」事業部門において学校向けモバイルバッテリーが入選し、オーディエンス賞を受賞したことを発表した。同社のフェーズフリーアワード事業部門への入選は4年連続となっており、フェーズフリーの概念を取り入れた製品開発の継続的な取り組みが評価されている。^[1]

受賞製品の学校向けモバイルバッテリーは、日常的な学校生活での使用と非常時の避難所としての活用を両立させた設計が特徴だ。通常時は学校のパソコンやタブレットの充電に使用でき、机の横のフックに吊るして省スペースで利用可能。非常時には学校に避難してきた被災者のスマートフォン充電にも活用できる多機能性を備えている。

フェーズフリー協会代表理事の佐藤唯行氏は、この製品を「学校における日常時の課題と非常時の課題を、学校の特性を上手く活かしてフェーズフリーとして解決している絶妙な商品」と評価。日常使用の利便性と非常時の有用性を両立させた点を高く評価し、学校を防災拠点として活用できる可能性を示唆している。

エレコムの学校向けモバイルバッテリーの特徴まとめ

	日常時の利用	非常時の利用
主な用途	学校のPC・タブレット充電	避難者のスマートフォン充電
設置方法	机の横のフックに吊下げ	学校の保管庫で充電保管
特徴	省スペース、操作簡単	多数のバッテリーで多人数対応
安全性	リン酸鉄リチウム電池採用	安全性の高い電池で避難所使用に適合

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フェーズフリーについて

フェーズフリーとは、日常時と非常時という社会の状態（フェーズ）を区別せずに、生活の質を向上させ、人々の生活や命を守るための新しい考え方だ。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

日常時と非常時の両方で使用可能な製品やサービスの開発
特別な防災用品ではなく、日常的に使用する物の多機能化
安心して豊かに暮らせる社会の実現を目指す概念

エレコムの学校向けモバイルバッテリーは、このフェーズフリーの概念を具現化した好例といえる。日常的な学校生活での使用を主目的としつつ、災害時には避難所となる学校で有効活用できる設計となっている。このような製品開発アプローチは、防災意識を日常生活に自然に組み込む新しい方向性を示している。

エレコムのフェーズフリー製品開発に関する考察

エレコムの4年連続フェーズフリーアワード入選は、同社の持続的な社会貢献への取り組みを示している。学校向けモバイルバッテリーの開発は、教育現場のデジタル化ニーズと防災機能の融合という点で、現代社会の課題に対する巧みな解決策といえるだろう。今後は、この製品の普及に伴い、学校の防災拠点としての機能強化や、生徒たちの防災意識向上にも寄与する可能性がある。

一方で、このような多機能製品の導入には、学校側の理解と適切な運用体制の構築が不可欠だ。平常時の管理方法や、非常時の使用ルールなどを明確にし、教職員や生徒に周知することが重要になるだろう。また、バッテリー容量や耐久性など、技術面での継続的な改善も求められる。エレコムには、ユーザーフィードバックを活かした製品改良と、使用方法に関する包括的なガイドラインの提供が期待される。

今後のフェーズフリー製品開発においては、学校以外の公共施設や一般家庭向けの製品ラインナップ拡充も視野に入れるべきだ。例えば、オフィスや商業施設、あるいは個人宅でも日常的に使用でき、災害時に電源として活用できる製品の開発が考えられる。エレコムには、IT周辺機器メーカーとしての強みを活かし、より幅広い用途でフェーズフリーの概念を実現する製品開発を期待したい。