sfcコマンドとは？意味をわかりやすく簡単に解説

text: XEXEQ編集部

sfcコマンドとは

sfcコマンドは、Windows OSに備わっているシステムファイルチェッカーの略称で、WindowsのシステムファイルやWindowsファイル保護の対象となっているファイルの整合性をスキャンし、破損したファイルを修復するためのコマンドです。このコマンドを実行することで、Windowsの動作が不安定になった際に、システムファイルの破損が原因かどうかを判断することができます。

sfcコマンドは、コマンドプロンプトから実行する必要があり、管理者権限が必要となります。コマンドプロンプトを管理者権限で起動し、「sfc /scannow」と入力することで、スキャンと修復の処理が開始されます。

スキャンの処理中は、システムファイルの整合性がチェックされ、破損したファイルが検出された場合は、正常なファイルに置き換えられます。この処理には時間がかかる場合があり、PCの性能によっては数十分から数時間程度の時間を要することがあります。

sfcコマンドは、Windowsの動作が不安定になった際に試す価値のあるコマンドです。ただし、システムファイルの破損以外にも、ハードウェアの不具合やドライバの問題など、様々な原因が考えられるため、sfcコマンドを実行しても問題が解決しない場合は、他の原因を探る必要があります。

また、sfcコマンドは、Windowsの修復ディスクからも実行可能で、Windowsが起動しない場合でも、修復ディスクからsfcコマンドを実行することで、システムファイルの修復を試みることができます。修復ディスクからsfcコマンドを実行する場合は、「sfc /scannow /offbootdir=C: /offwindir=C:Windows」のように、Windowsがインストールされているドライブとフォルダを指定する必要があります。

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