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公開：2024-09-24

テラチャージが道の駅「ふたみ」にEV急速充電器を設置、観光地での充電インフラ整備が加速

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• テラチャージがEV用急速充電器を道の駅「ふたみ」に設置
• 50kW出力の急速充電器1口を2024年8月下旬から提供開始
• EV充電インフラの拡充と道の駅の防災機能強化を目指す

テラチャージによる道の駅「ふたみ」へのEV充電器設置

Terra Charge株式会社は、愛媛県伊予市の道の駅「ふたみ」に電気自動車（EV）用の50kW出力急速充電器1口を設置し、2024年8月下旬からサービス提供を開始した。この取り組みは、政府が推進するEV充電インフラの整備目標に沿ったもので、2030年までに30万口の充電器設置を目指している。^[1]

道の駅「ふたみ」は、愛媛県伊予市双海町の国道378号「夕やけこやけライン」沿いに位置し、2021年5月にリニューアルオープンした人気の観光地だ。「恋人の聖地」や「日本の夕陽百選」にも選ばれており、ドライブの目的地として多くの人々に親しまれている。しかし、双海町内でのEV充電スポットは限られており、今回の設置は訪れる人々にとって重要な意味を持つ。

テラチャージのサービスは、施設の初期費用や維持・運用費用が無料となるEV充電サービスを提供している。日本製の充電器を使用し、課金決済と管理機能、24時間365日対応のコールセンターなどを備えており、運用やアフターメンテナンスの面でも安心できるサービスを展開している。

テラチャージのEV充電サービス概要

テラチャージの公式サイトはこちら

急速充電器について

急速充電器とは、電気自動車（EV）のバッテリーを短時間で充電できる設備のことを指しており、主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• 高出力（50kW以上）で短時間での充電が可能
• 直流（DC）を使用し、車両のバッテリーに直接充電
• 公共施設や商業施設などに設置され、長距離移動時に利用

テラチャージが道の駅「ふたみ」に設置した急速充電器は50kW出力で、一般的な家庭用充電器と比べて非常に高速な充電が可能だ。この充電器の設置により、EVユーザーは長距離ドライブ中の充電不安を解消しつつ、観光地での滞在時間を有効活用できるようになる。

テラチャージのEV充電サービス展開に関する考察

テラチャージによる道の駅への急速充電器設置は、EV普及促進と地域活性化の両面で大きな意義を持つ。EVユーザーにとっては充電インフラの拡充により行動範囲が広がり、道の駅にとっては新たな集客要因となる可能性がある。しかし、今後EVの普及が加速した場合、1口の充電器では需要に追いつかなくなる可能性も考えられるだろう。

この課題に対しては、利用状況のモニタリングと柔軟な増設計画が重要になると考えられる。また、太陽光発電などの再生可能エネルギーと組み合わせた充電システムの導入も、環境負荷低減の観点から検討に値する。将来的には、EVの電力を活用したV2G（Vehicle to Grid）システムの導入により、災害時の非常用電源としての活用も期待できるだろう。

テラチャージには今後、単なる充電サービス提供にとどまらず、地域の特性に合わせたカスタマイズや、観光情報と連携したサービス展開など、付加価値の創出が求められる。また、他の充電サービス事業者との相互運用性の確保や、統一的な利用システムの構築など、ユーザー利便性のさらなる向上に向けた取り組みにも期待したい。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「テラチャージ、愛媛県伊予市の道の駅「ふたみ」に電気自動車（EV）用急速充電器１口を設置しサービス提供を開始 | Terra Charge 株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000262.000075648.html, (参照 24-09-24).

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