プログラミング

PROGRAMMING

公開：2024-05-18

Google I/O 2024でアダプティブアプリ開発を推進、Compose APIやスタイラス対応で適応性向上

text: XEXEQ編集部

記事の要約

• WindowSizeClassesをレイアウトのブレークポイントに使用することを推奨
• 新しいCompose APIでナビゲーションUIやリスト/詳細のレイアウトを容易に実装可能に
• スタイラスでのテキストフィールドへの手書き入力をサポート
• 物理キーボードのショートカットをユーザーに発見可能にする仕組みを導入
• ペインの展開によりユーザーがペインをリサイズできるようになった

Google I/O 2024でペインのリサイズを柔軟に

Google I/O 2024では、ペインの展開によりユーザーがペインをリサイズできるようになったと発表された。ユーザーは必要に応じて特定のペインにフォーカスしたり複数のペインを同時に表示したりと、柔軟にレイアウトを調整できるようになる。^[1]

Google Calendarでは拡張幅のウィンドウサイズでサポーティングペインレイアウトにペインの展開が追加された。ユーザーは予定の詳細を見るためにペインをリサイズしたり、スケジュールの情報を多く表示したりできるようになった。

この機能はAndroid 15のアクティビティの埋め込みでサポートされ、material3-adaptiveライブラリでのサポートも予定されている。アプリ開発者はペインの展開を活用することで、ユーザーに適応性の高いレイアウトを提供できるだろう。

スタイラス入力とキーボードショートカットで生産性向上

Google I/O 2024では、スタイラスとキーボードを使った生産性の向上についても議論された。Androidでは標準のテキストコンポーネントを使用していれば、スタイラスでのテキストフィールドへの手書き入力が自動的に機能するようになった。

Infinite Painterのチームは、これらのライブラリを活用することでインクの遅延を5分の1に削減できたという。また、アプリ内のすべての要素にキーボードでナビゲート出来るようになり、よく使われるキーボードショートカットをサポートすることが重要だと強調された。

ホバー状態とキーボードフォーカスを実装することで、キーボード、マウス、トラックパッド、スタイラスユーザーのエクスペリエンスも改善される。インタラクティブなコンポーネントにはホバー状態を設定し、どのコンポーネントがキーボードフォーカスを持っているかを視覚的に示すべきだ。

考察

Google I/O 2024で発表されたアダプティブアプリ開発は、さまざまなデバイスやフォームファクターの登場により重要性が増している。ただし、レイアウトの適応を適切に行わないと、かえってユーザビリティを損なう可能性もある。

たとえば、単にUIを引き伸ばすだけでは、タブレットやデスクトップの大画面を十分に活用できない。コンテンツの配置や密度、ナビゲーションの方法などを見直し、それぞれの画面サイズに最適化する必要がある。

また、スタイラス入力やキーボードショートカットのサポートは、モバイルだけでなくPC的な使い方でも生産性を高められる。OSやフレームワークによるサポートが充実してきたので、アプリ開発者はUIだけでなくインタラクションの設計にも注力することが求められるだろう。

参考サイト

1. ^ Android Developers Blog. 「Android Developers Blog: Get the big picture with Large Screens at Google I/O 2024」. https://android-developers.googleblog.com/2024/05/get-big-picture-with-large-screens-at-google-io-24.html, (参照 24-05-28).
2. Google. https://blog.google/intl/ja-jp/

※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。

「プログラミング」に関するコラム一覧「プログラミング」に関するニュース一覧