yuniがSDGsジャパンスカラシップ岩佐賞環境の部で受賞、寝具等の未焼却資源再生素材化事業が高評価

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

PR TIMES より

記事の要約

yuniがSDGsジャパンスカラシップ岩佐賞環境の部で受賞
寝具等の未焼却資源の再生素材化事業が評価
646件の応募から選出され、環境分野で貢献

yuniのSDGsジャパンスカラシップ岩佐賞受賞と事業概要

未焼却資源の再生素材化事業を行う株式会社yuniは、公益財団法人岩佐教育文化財団が創設したSDGsジャパンスカラシップ岩佐賞の環境の部で受賞した。寝具等のこれまで再生されなかった資源に着目し、再生素材産業を創出している点が高く評価されたのだ。^[1]

SDGsジャパンスカラシップ岩佐賞は2022年に創設され、SDGs達成に向けて行動する人や団体を選出・支援する取り組みである。医療、教育、福祉、環境、経済、平和・人権、芸術・スポーツ、農林水産・食の計8部門があり、第5回目となる今回は646件の応募があった。yuniの受賞は、環境分野における革新的な取り組みが認められた結果といえるだろう。

yuniが運営するsusteb（サステブ）は、寝具等の綿・ポリエステル・羽毛・ウレタン製品のお引き取りと再生素材化を行うサービスだ。代表の家業である寝具業界の課題を解決するため、2021年9月にリリースされた。自治体・法人・ご家庭からのお引き取りと再生素材化・素材開発のほか、「焼却処分場をなくして再生工場を作る」ことを目標に自治体との連携を進めている。

yuniの事業概要と受賞理由まとめ

項目	詳細
会社名	株式会社yuni
代表者	内橋堅志
設立	2019年10月
本社所在地	東京都中央区銀座1-12-4 N&E BLD. 7階
Vision	日本を廃棄大国から資源大国へ変える
主要サービス	susteb（寝具等の再生素材化サービス）
受賞理由	未焼却資源の再生素材化事業の革新性

yuniの公式サイトはこちら

SDGsジャパンスカラシップ岩佐賞について

SDGsジャパンスカラシップ岩佐賞とは、公益財団法人岩佐教育文化財団が創設した賞で、SDGs達成に向けて行動する個人や団体を選出・支援する取り組みだ。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

2022年に創設された比較的新しい賞
8つの部門（医療、教育、福祉、環境、経済、平和・人権、芸術・スポーツ、農林水産・食）で構成
SDGs達成に向けた実践的な活動を評価

yuniが受賞した環境の部は、持続可能な社会の実現に向けた革新的な取り組みを評価する部門だ。寝具等のこれまで再生されなかった資源に着目し、再生素材産業を創出しているyuniの事業は、環境保護と資源の有効活用を両立させる先進的な取り組みとして高く評価された。このような表彰は、環境分野における革新的な事業モデルの普及促進に寄与するだろう。

yuniの未焼却資源再生事業に関する考察

yuniの未焼却資源再生事業は、従来焼却処分されていた寝具等の資源を再生可能な素材として活用する点で画期的だ。この取り組みは、廃棄物の削減と資源の有効利用を同時に実現し、循環型社会の構築に大きく貢献する可能性を秘めている。一方で、再生素材の品質管理や安定供給、コスト競争力の確保などが今後の課題となるだろう。

これらの課題に対しては、技術革新による再生プロセスの効率化や、大規模な回収システムの構築が解決策として考えられる。また、再生素材の新たな用途開発や、環境配慮型製品としての付加価値向上も重要だ。今後は、自治体や他企業との連携をさらに強化し、社会全体で資源循環の仕組みを構築していくことが期待される。

yuniの事業モデルが成功を収めれば、他の未利用資源への応用も可能になるだろう。例えば、廃棄される衣類や家具など、さまざまな生活用品への展開が考えられる。さらに、この取り組みが国際的に認知され、グローバルな環境問題解決のモデルケースとなることも期待したい。yuniの挑戦は、日本の環境技術と循環経済の可能性を世界に示す重要な一歩となるかもしれない。