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公開：2024-10-02

北海道大学がビズリーチ・キャンパスを導入、OB/OG訪問のデジタル化でキャリア支援を強化

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• 北海道大学がビズリーチ・キャンパスを導入
• OB/OG訪問のデジタル化で学生支援強化
• 多様な社会人との接点創出を目指す

北海道大学がビズリーチ・キャンパスを導入しOB/OG訪問をデジタル化

株式会社ビズリーチが運営するOB/OG訪問ネットワークサービス「ビズリーチ・キャンパス」は、北海道大学と提携し2024年10月1日より公認OB/OG訪問サービスとして導入された。この導入により、北海道大学はOB/OG訪問のデジタル化に取り組み、北海道内外で活躍する社会人との接点を最大化し、学生のキャリア支援強化を目指している。^[1]

北海道大学は大学院に重点を置く基幹総合大学であり、2023年度の卒業者のうち54％が修士課程に、修士課程修了者のうち18％が博士課程に進学している。高い専門性を持つ修士・博士人材の育成・輩出を担う同大学にとって、就職後の仕事内容や働くイメージを解像度高く理解するための情報提供が重要な課題となっていた。

ビズリーチ・キャンパスの導入により、学生はオンラインでOB/OG名簿を閲覧し、OB/OG訪問の依頼から実施までをアプリ内で完結できるようになる。これにより、学生の利便性と情報提供の公平性が向上し、特に道外での就職活動を行う学生にとって大きなメリットとなる。さらに、研究内容等の詳細条件での検索が可能になり、専門分野に近い社会人とのマッチングも容易になるだろう。

ビズリーチ・キャンパス導入による北海道大学の学生支援強化まとめ

OB/OG訪問について

OB/OG訪問とは、大学の卒業生や修了生に対して、在学生が就職や進路に関する情報を得るために行う面談や交流のことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

• 実際の働き方や職場環境について直接情報を得られる
• 業界や企業の内部事情を知ることができる
• キャリアパスの具体例を学べる

北海道大学の導入するビズリーチ・キャンパスは、このOB/OG訪問をオンラインで効率的に行えるようにするサービスである。学生は地理的制約を受けずに多様な社会人と接点を持つことが可能になり、特に修士・博士課程の学生にとっては、自身の専門性を活かせる職場を見つける上で有用なツールとなるだろう。

ビズリーチ・キャンパス導入に関する考察

北海道大学がビズリーチ・キャンパスを導入したことは、学生のキャリア支援において画期的な一歩だと言える。特に、高度な専門性を持つ修士・博士課程の学生にとって、自身の研究分野を活かせる職場を見つけることは重要な課題であり、このサービスはその解決に大きく貢献するだろう。また、北海道外への就職率が高い同大学の学生にとって、地理的制約なくOB/OG訪問ができることは非常に有益である。

一方で、オンラインでのOB/OG訪問には対面でのコミュニケーションの機会が減るというデメリットも考えられる。非言語コミュニケーションの欠如や、職場の雰囲気を直接感じ取ることが難しくなる可能性がある。これらの課題に対しては、バーチャルオフィスツアーの導入やAR/VR技術の活用など、より臨場感のある交流方法を模索していくことが解決策となるかもしれない。

今後は、AIを活用したマッチング精度の向上や、OB/OGのキャリアパスをビジュアル化して提示する機能など、より高度な情報提供が期待される。また、このサービスを通じて得られたデータを分析し、大学のカリキュラム改善や産学連携の強化にも活用できるだろう。北海道大学の取り組みが他大学にも波及し、日本全体の高等教育におけるキャリア支援の質が向上することを期待したい。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「北海道大学が公認OB/OG訪問サービスとして「ビズリーチ・キャンパス」を導入 | 株式会社ビズリーチのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000050.000127310.html, (参照 24-10-02).

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