JPMプロモーショナル・マーケティングアワード開始、6部門で優れた企画を表彰しプロモーション業界の発展に貢献

text: XEXEQ編集部

PR TIMES より

記事の要約

JPMプロモーショナル・マーケティングアワード開始
6部門で優れたプロモーション企画を表彰
7月18日からエントリー受付、11月に入賞作品発表

JPMプロモーショナル・マーケティングアワードの概要と特徴

一般社団法人日本プロモーショナル・マーケティング協会は、2024年7月18日から「第1回 JPM プロモーショナル・マーケティングアワード」のエントリーを開始した。このアワードは、従来の「JPM プランニング・ソリューション・アワード」をリニューアルしたもので、時代に即したより価値の高いプロモーション企画のコンテストとして位置づけられている。^[1]

新設されたアワードでは、6つの部門が設けられ、それぞれの分野で優れたプロモーション企画を表彰する。ブランディングプロモーション企画、セールス＆コマースプロモーション企画、リテールマーケティング企画、社会課題プロモーション企画、プロモーションイノベート企画、そして新設のエリアプロモーション企画が対象となっている。

応募対象は2023年1月1日から2023年12月31日の間に実施されたプロモーション企画であり、今回から会員会社以外の単独エントリーも可能となった。エントリー受付期間は2024年7月18日から8月30日までで、入賞作品は11月27日から29日に開催される第53回日本プロモーショナル・マーケティングショー2024の会場で発表される予定だ。

	応募対象	部門数	エントリー期間	結果発表
概要	2023年実施の企画	6部門	7/18～8/30	11月下旬
特徴	非会員も応募可	エリア部門新設	約1.5ヶ月間	展示会で発表
審査	一次・最終の2段階	各部門で評価	-	著名実務家が審査

プロモーショナル・マーケティングとは

プロモーショナル・マーケティングとは、商品やサービスの販売促進を目的とした戦略的なマーケティング活動のことを指しており、主な特徴として以下のような点が挙げられる。

短期的な売上向上と長期的なブランド構築の両立
消費者行動の促進と購買意欲の喚起
多様なチャネルとツールを活用した統合的アプローチ

プロモーショナル・マーケティングは、従来の広告やPRに加え、セールスプロモーション、イベント、デジタルマーケティングなど、多岐にわたる手法を組み合わせて展開される。この戦略は、ブランドの認知度向上から実際の購買行動の促進まで、消費者の購買プロセス全体をカバーすることを目指している。

JPMプロモーショナル・マーケティングアワードに関する考察

JPMプロモーショナル・マーケティングアワードの開催は、日本のマーケティング業界に新たな刺激をもたらす可能性が高い。特に、エリアプロモーション企画部門の新設は、地域経済の活性化や地方創生に寄与する優れた取り組みを発掘し、全国に発信する機会となるだろう。一方で、デジタル技術の急速な進化により、プロモーション手法の多様化が進む中、審査基準の適切な設定と更新が課題となる可能性がある。

今後、このアワードがさらに発展していくためには、AIやVR/ARなどの最新技術を活用したプロモーション企画に特化した部門の設置も検討に値するだろう。また、国際的な視点を取り入れ、グローバル市場を見据えたプロモーション企画を評価する枠組みの導入も期待される。これにより、日本企業の国際競争力強化にも貢献できる可能性がある。

さらに、長期的な視点では、このアワードが単なる表彰制度を超えて、業界全体のナレッジシェアや人材育成の場としての機能を強化していくことが望まれる。入賞作品の詳細な分析レポートの公開や、若手マーケターを対象としたワークショップの開催など、業界全体の底上げにつながる取り組みの実施が、アワードの価値をさらに高めていくだろう。