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ASUS IoTがTinker System 3NとTinker Board 3/3Sを発表、産業用途とIoT向けに最適化された設計で多様なニーズに対応

text: XEXEQ編集部
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)

ASUS IoTがTinker System 3NとTinker Board 3/3Sを発表、産業用途とIoT向けに最適化された設計で多様なニーズに対応

PR TIMES より


記事の要約

  • ASUS IoTがTinker System 3Nを発表
  • Tinker Board 3/3Sも同時にリリース
  • 産業用途に最適化された設計と機能を搭載

ASUS IoTがTinker System 3NとTinker Board 3/3Sを発表

ASUS IoTは2024年10月3日、産業用アプリケーション向けのArm®ベースファンレス組込みコンピュータTinker System 3NとIoT/スマートリテール向けシングルボードコンピュータTinker Board 3/3Sを発表した。両製品は多様な垂直アプリケーションと産業界の需要に応えられるよう綿密に設計されている。[1]

Tinker System 3Nは産業用途に最適化された堅牢な設計が特徴で、クアッドコアのArm Cortex-A55プロセッサとMali-G52 GPUを搭載している。MIL-規格-810Hに適合する耐衝撃・耐振動性能を持ち、-40~+60℃の広い温度範囲で動作可能なアルミニウム製ケースを採用している。

一方Tinker Board 3/3Sは、IoTやスマートリテール向けに設計されたシングルボードコンピュータだ。高度なグラフィック処理能力と堅牢なデータセキュリティを実現し、AIタスク用のNPUを内蔵することで物体検出や顔認識などの機能を強化している。両製品とも包括的なソフトウェア開発キットを統合し、迅速な市場展開を可能にしている。

Tinker System 3NとTinker Board 3/3Sの主な特徴

Tinker System 3N Tinker Board 3/3S
プロセッサ Arm Cortex-A55 (Rockchip RK3568) Arm Cortex-A55 (Rockchip RK3566)
GPU Mali-G52 Mali-G52
主な用途 産業用アプリケーション IoT、スマートリテール
特徴 ファンレス、MIL規格準拠、広温度範囲動作 NPU内蔵、高度なグラフィック処理
ソフトウェア GPIO API統合SDK、OTAアップデート 包括的なSDK、AIタスク向け機能

NPUについて

NPUとは「Neural Processing Unit」の略称で、人工知能(AI)や機械学習のタスクに特化した専用プロセッサーのことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

  • AI処理に最適化された演算ユニット
  • 低消費電力で高速な並列処理が可能
  • 画像認識や自然言語処理などのAIタスクを効率的に実行

Tinker Board 3/3SにNPUが内蔵されていることで、物体検出や音声認識、顔認識などのAI機能を効率的に実行することが可能になっている。これにより、デジタルサイネージやセルフサービスキオスク、医療機器など、多様な産業ニーズに対応できる高度なAI機能を低消費電力で実現することができる。

参考サイト

  1. ^ PR TIMES. 「ASUS IoT、多様な垂直分野に対応するArmベースのTinker Board 3/3SシングルボードコンピューターとTinker System 3Nを発表 | ASUS JAPAN株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001313.000017808.html, (参照 24-10-04).

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