SSISとは?意味をわかりやすく簡単に解説

text: XEXEQ編集部


SSISとは

SSISはMicrosoft社が提供するデータ統合およびワークフロー ソリューションです。SQLServerに付属しており、データの抽出、変換、ロード(ETL)を行うための強力なツールセットを提供しています。

SSISを使用すると、様々なソースからデータを取得し、必要な変換を行った上で、データウェアハウスや分析システムにロードすることができます。また、データの検証やクレンジング、集計などの処理も柔軟に行えるため、データ統合のための包括的なプラットフォームとして広く利用されています。

SSISのパッケージは、制御フローとデータ フローで構成されています。制御フローでは、タスクの実行順序や分岐条件を定義し、データ フローでは、データの流れと変換処理を定義します。これらを組み合わせることで、複雑なETLプロセスを実現できるのです。

SSISは、GUIベースの開発環境であるSQL Server Data Toolsを提供しています。ドラッグ アンド ドロップ操作でタスクを配置し、プロパティを設定するだけで、ETLパッケージを容易に作成できます。また、スクリプト コンポーネントを使用して、カスタムの処理を実装することも可能です。

SSISは、エンタープライズ レベルのデータ統合ニーズに応えるために、スケジュール実行や監視、ロギング、エラー処理など、運用に必要な機能も備えています。大規模なデータ統合プロジェクトにおいて、SSISは欠かせないツールとなっているのです。

参考サイト

  1. Microsoft. https://www.microsoft.com/ja-jp

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