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公開：2024-10-05

EU批評家8人が来日、KYOTO EXPERIMENTで国際シンポジウム開催、津田大介が基調講演でジャーナリズムと批評を語る

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• EU加盟国の批評家8人が来日し、シンポジウムを開催
• 「批評家・イン・レジデンス＠KYOTO EXPERIMENT 2024」が初開催
• 津田大介が基調講演で日本のジャーナリズムと批評を語る

EU加盟国の批評家8人が来日、KYOTO EXPERIMENTでシンポジウムを開催

駐日欧州連合（EU）代表部は、「批評家・イン・レジデンス＠KYOTO EXPERIMENT 2024」のオープニング・シンポジウムを2024年10月8日に京都市内で開催すると発表した。このレジデンスプログラムは、「KYOTO EXPERIMENT京都国際舞台芸術祭 2024」（会期：10月5日～27日）に合わせて初めて実施される文化芸術批評の可能性を探る取り組みだ。^[1]

シンポジウムの第1部では、ジャーナリスト兼メディア・アクティビストの津田大介が登壇し、日本のジャーナリズムと批評の現状、表現の自由について基調講演を行う。第2部では、津田と来日する8人のEU加盟国出身の批評家たちが議論を展開する予定だ。

このレジデンスプログラムは、EU代表部が主催し、ゲーテ・インスティトゥート東京が運営する。KYOTO EXPERIMENTと公益財団法人セゾン文化財団の協力のもと、100人を超えるEU加盟国の応募者から選ばれた8人の批評家が参加する。文化批評や芸術批評に焦点を当てた国際的なレジデンスが日本で行われていない現状を踏まえ、批評の現在と今後を追求する試みとなるだろう。

批評家・イン・レジデンス＠KYOTO EXPERIMENT 2024の開催概要

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文化芸術の批評について

文化芸術の批評とは、芸術作品や文化現象を分析し解釈する知的活動のことを指しており、主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• 作品や現象の価値や意義を評価する
• 社会的・歴史的文脈の中で作品を位置づける
• 新たな視点や解釈を提示し、議論を喚起する

近年、SNSの普及により個人の表現活動が活発化する一方で、従来の批評のプラットフォームであった新聞や雑誌などの紙媒体が危機に直面している。このような状況下で、文化や芸術の批評がどのような役割を果たし、どのような可能性を開くことができるかを議論することは非常に重要だ。

批評家・イン・レジデンス＠KYOTO EXPERIMENT 2024に関する考察

批評家・イン・レジデンス＠KYOTO EXPERIMENT 2024は、国際的な視点から日本の文化芸術批評の現状を再考する貴重な機会となるだろう。EU加盟国と日本の批評家が直接対話することで、異なる文化的背景や社会状況に基づいた多様な視点が交わり、批評の新たな可能性が見出される可能性が高い。

一方で、言語や文化の違いによるコミュニケーションの障壁や、各国の芸術表現に対する理解の差異が課題となる可能性もある。これらの問題に対しては、継続的な交流プログラムの実施や、オンラインプラットフォームを活用した恒常的な対話の場の創出が解決策として考えられる。

今後は、このレジデンスプログラムを通じて生まれた国際的なネットワークを活かし、日本の文化芸術批評の国際発信力を高めていくことが期待される。同時に、批評家たちの議論から得られた知見を、実際の芸術創造や文化政策にフィードバックしていく仕組みづくりも重要だろう。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「EU加盟国の批評家8人が来日、オープニング・シンポジウムに津田大介登壇 | 駐日欧州連合代表部のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000004.000134319.html, (参照 24-10-05).

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