LOOPLACEが台東区で収益ビル再生プロジェクト開始、gran+ASAKUSABASHIⅢとして2024年11月に内覧会予定

text: XEXEQ編集部

PR TIMES より

記事の要約

LOOPLACEが台東区柳橋の物件を取得
gran+ ASAKUSABASHIⅢとして再生予定
2024年11月に内覧会を予定

LOOPLACEによる収益ビル再生プロジェクトの開始

株式会社LOOPLACEは、台東区の浅草橋駅徒歩3分に位置する「柳橋1丁目ビル」を取得し、「（仮称）gran+ASAKUSABASHIⅢ」として事業化を予定している。このプロジェクトでは、1階の道路に面した開口や4階の2面あるベランダを生かしたリニューアルを行い、本エリアでは数少ないセットアップオフィスとして提供する予定だ。^[1]

LOOPLACEは、物件取得から商品企画・設計・施工を自社で手掛ける企画物件のシリーズ名称として「gran＋（グランプラス）」を展開している。このシリーズは、築古ビルの活用方法やリーシング・運営課題等に直面する中小規模ビルを中心に、老朽化不動産を高収益物件へ再生することを目的としている。

今回のプロジェクトでは、2024年11月に物件内覧会を予定しており、ベンチャー企業やスタートアップ向けのクリエイティブオフィスとしての提供を目指している。LOOPLACEは、マーケットニーズやデザイン性を高めたバリューアップを行い、他物件とは異なる特異性と付加価値をつくり、競争力のある商品を提供することを目標としている。

	物件概要	LOOPLACEの特徴	gran+シリーズ
主な特徴	浅草橋駅徒歩3分の好立地	不動産再生カンパニー	築古ビル再生プロジェクト
目的	セットアップオフィスの提供	古い建物や空間の活用	高収益物件への転換
対象	ベンチャー企業、スタートアップ	中小規模ビル所有者	クリエイティブオフィス需要
特徴的な点	1階開口、4階ベランダの活用	企画から施工まで自社対応	マーケットニーズ対応型設計
今後の予定	2024年11月内覧会	メルマガでの情報配信	シリーズの拡大展開

セットアップオフィスについて

セットアップオフィスとは、入居者がすぐに業務を開始できるよう、必要な設備や備品があらかじめ整えられたオフィススペースのことを指しており、主な特徴として以下のような点が挙げられる。

家具や通信設備が予め設置されており、即日から業務開始可能
初期投資を抑えられ、スタートアップや小規模企業に適している
短期から長期まで柔軟な契約期間設定が可能な場合が多い

セットアップオフィスは、特にベンチャー企業やスタートアップにとって魅力的なオプションとなっている。これらの企業は、迅速な事業立ち上げや柔軟な事業拡大を求めており、オフィス設備の準備に時間や資金を割くことなく、コアビジネスに集中できるというメリットがあるからだ。また、地域や建物の特性を活かしたデザイン性の高いセットアップオフィスは、クリエイティブな業務環境を求める企業にも人気が高い。

収益ビル再生プロジェクトに関する考察

LOOPLACEの収益ビル再生プロジェクトは、都市部における遊休不動産の有効活用という点で注目に値する。特に、築38年の物件を現代のニーズに合わせてリノベーションする手法は、サステナブルな都市開発の観点からも評価できるだろう。ただし、セットアップオフィス市場の競争激化や、リモートワークの普及による従来型オフィス需要の変化など、事業環境の変化に対する柔軟な対応が求められる。

今後、このようなプロジェクトにおいては、単なるオフィススペースの提供にとどまらず、入居企業間のコラボレーションを促進するコミュニティ機能や、地域との連携を深める仕組みづくりなどが重要になってくるだろう。また、環境性能の向上やウェルネス要素の導入など、オフィスの質的向上にも注力する必要がある。LOOPLACEには、これらの要素を取り入れつつ、独自の付加価値を創出していくことが期待される。

さらに、今回のプロジェクトを通じて得られるノウハウや知見を、他の地域や異なるタイプの不動産再生にも応用していくことが重要だ。例えば、オフィス以外の用途への転換や、郊外の遊休不動産の活用など、より幅広い不動産再生のモデルケースとなる可能性を秘めている。LOOPLACEが今後、どのようにビジネスモデルを進化させていくのか、業界内外から注目が集まるだろう。