Space BDがJAXA-SMASH初の打上輸送サービス事業者に、H3ロケットで超小型衛星VERTECSを2025年度打上げへ

text: XEXEQ編集部
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)

Space BDがJAXA-SMASH初の打上輸送サービス事業者に、H3ロケットで超小型衛星VERTECSを2025年度打上げへ

PR TIMES より


記事の要約

  • Space BD、JAXA-SMASHの打上輸送サービス事業者に選定
  • 2025年度にH3ロケットで超小型衛星「VERTECS」を打上げ予定
  • 産学官連携で超小型衛星ミッションと輸送サービス拡充を促進

Space BDがJAXA-SMASHの打上輸送サービス事業者に選定

Space BD株式会社は、JAXAが実施する「産学官による輸送・超小型衛星ミッション拡充プログラム(JAXA-SMASH)」の初の打上輸送サービス調達において、打上げ事業者として選定された。同社は2025年度を前提に、H3ロケットでの超小型衛星「VERTECS」の打上げを行う予定である。[1]

JAXA-SMASHは、大学・企業・JAXAが連携し、革新技術にも挑戦する超小型衛星ミッションを民間小型飛翔機会を活用して実現するプログラムだ。このプログラムは、中小・スタートアップ企業の宇宙産業への参入促進および事業化支援を目的としており、宇宙基本計画の実現に寄与するものである。

Space BDは2024年3月にJAXA-SMASHの打上げ輸送サービス調達に関する基本協定を締結した4社のうちの1社であった。今回の選定は、同プログラムとして初めて行われた調達であり、Space BDの宇宙産業における総合的なサービス展開の実績が評価されたものと考えられる。

JAXA-SMASHプログラムの概要

項目 詳細
プログラム名 産学官による輸送・超小型衛星ミッション拡充プログラム(JAXA-SMASH)
目的 中小・スタートアップ企業の宇宙産業参入促進と事業化支援
実施主体 JAXA(宇宙航空研究開発機構)
選定された事業者 Space BD株式会社
打上げ予定 2025年度(H3ロケット利用)
対象衛星 超小型衛星「VERTECS」(九州工業大学)
JAXA-SMASHプログラムの詳細はこちら

VERTECSについて

VERTECSとは、「Visible Extragalactic background RadiaTion Exploration by CubeSat」の略称で、JAXA-SMASH超小型衛星ミッション公募#1で選定された衛星プロジェクトである。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

  • 6Uサイズ(約10cm×20cm×30cm)の超小型衛星
  • 小口径望遠鏡を搭載し、宇宙背景放射を可視光で観測
  • 天体形成史の解明を目的とした科学ミッション

VERTECSは、国立大学九州工業大学が代表となって開発している超小型衛星である。このプロジェクトは、宇宙背景放射の可視光観測という革新的な手法を用いて、天体形成の歴史を探ることを目指している。Space BDによるH3ロケットでの打上げは、このような先進的な科学ミッションの実現に大きく貢献するものと期待されている。

JAXA-SMASHプログラムに関する考察

JAXA-SMASHプログラムは、日本の宇宙産業の発展に大きな可能性をもたらすものだ。特に中小・スタートアップ企業の参入を促進することで、業界に新たな視点や技術革新をもたらす可能性がある。一方で、宇宙開発特有の高いリスクと長期的な投資が必要な点が、新規参入企業にとっての障壁となる可能性も考えられる。

今後の課題としては、打上げコストの更なる削減や、衛星開発から運用までの一貫したサポート体制の構築が挙げられるだろう。これらの課題に対しては、国際協力の推進や、地上インフラの整備、人材育成プログラムの拡充などが解決策として考えられる。また、衛星データの利活用促進や、宇宙ビジネスの多様化支援なども、プログラムの発展に寄与する可能性がある。

JAXA-SMASHプログラムの今後の展開として、より多様な衛星ミッションの実現や、国際的な共同プロジェクトへの発展が期待される。さらに、このプログラムを通じて培われた技術や知見が、地球規模の課題解決や新たな産業創出につながることも期待したい。日本の宇宙産業が世界をリードする存在となるために、JAXA-SMASHプログラムの継続的な発展と成果の社会還元が重要だろう。

参考サイト

  1. ^ . 「Space BD、JAXA拡充プログラム(JAXA-SMASH)における第1回目の輸送サービス事業者に選定 | Space BD株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000108.000050164.html, (参照 24-10-13).

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