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公開：2024-10-13

オリエンタルランド・イノベーションズが投資資金枠を100億円拡大、新規事業創出の加速へ

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• オリエンタルランド・イノベーションズが投資資金枠を拡大
• ベンチャー企業等への投資資金枠を100億円増額
• 累計130億円の投資資金枠で新規事業創出を加速

オリエンタルランド・イノベーションズの投資資金枠拡大

株式会社オリエンタルランド・イノベーションズは2024年10月11日、ベンチャー企業等への投資資金枠を100億円拡大し、累計130億円とすることを発表した。2020年6月5日の会社設立以来初となる投資資金枠の拡大により、新規事業創出の加速を目指している。^[1]

オリエンタルランド・イノベーションズは、株式会社オリエンタルランドの100%子会社として設立されたコーポレート・ベンチャー・キャピタルだ。これまでに16社のベンチャー企業に出資を行っており、人事領域・子ども・OMO・ブランド・スマートシティ・社会的課題の6つのテーマを中心に活動を展開している。

特にOMO（Online Merges with Offline）はオリエンタルランドグループの強みを活かせる領域として注力しており、出資先の事業成長に向けて出向などの人材交流も積極的に行っている。今回の投資資金枠拡大により、オリエンタルランドグループの永続的な成長と「夢・感動・喜び・やすらぎ」のある社会づくりに寄与する新たな事業創出への挑戦を続けていく方針だ。

オリエンタルランド・イノベーションズの投資方針まとめ

OMOについて

OMOとは「Online Merges with Offline」の略称で、オンラインとオフラインの融合を指す概念だ。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• デジタルとリアルの境界を超えた顧客体験の創出
• オンラインとオフラインのデータ統合による効果的なマーケティング
• 実店舗とEコマースの相乗効果を生み出すビジネスモデル

オリエンタルランド・イノベーションズはOMOを重点投資領域の一つとして位置づけている。リアルビジネスに強みを持つオリエンタルランドグループの特性を活かし、オンラインとオフラインの融合による新たな顧客体験や事業モデルの創出を目指している。この取り組みは、テーマパーク事業を中心とする同グループの既存事業とのシナジー効果も期待できるだろう。

オリエンタルランド・イノベーションズの投資資金枠拡大に関する考察

オリエンタルランド・イノベーションズによる投資資金枠の大幅な拡大は、同社のベンチャー投資への本格的な注力を示している。特にOMOやスマートシティなどの先進的な領域への投資を強化することで、親会社であるオリエンタルランドの既存事業とのシナジー効果を生み出す可能性が高い。一方で、投資規模の拡大に伴い、適切な投資先の選定や投資後のバリューアップ支援がより重要になるだろう。

今後の課題としては、投資先ベンチャー企業の成長支援と、オリエンタルランドグループ全体での新規事業の取り込みが挙げられる。単なる財務的リターンを超えて、グループ全体のイノベーション創出につながる戦略的な投資が求められる。これらの課題に対しては、グループ内の事業部門との連携強化や、外部専門家の知見活用など、多角的なアプローチが有効だろう。

今後は、テーマパーク事業で培ったエンターテインメント領域の知見を活かした独自のイノベーション創出に期待したい。例えば、VR/AR技術を活用した新しい体験型サービスの開発や、持続可能な都市開発に貢献するスマートシティ関連のソリューション提供など、オリエンタルランドグループの強みを活かした新規事業の誕生が楽しみだ。同社の投資活動が、日本のエンターテインメント産業全体の発展にも寄与することを期待する。

参考サイト

1. ^ . 「株式会社オリエンタルランド・イノベーションズ　ベンチャー企業等への投資資金枠を 100 億円拡大し、累計 130 億円へ | 株式会社オリエンタルランド・イノベーションズのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000027.000072295.html, (参照 24-10-13).

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