シャオミが新スマートウォッチ2機種を発売、GPS搭載モデルを6,480円前後で提供し競争力強化

text: XEXEQ編集部
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記事の要約

シャオミが新スマートウォッチ2機種を発売
GPS搭載のRedmi Watch 5 Liteは6,480円前後
2型ディスプレイのRedmi Watch 5 Activeは3,980円前後

シャオミ・ジャパンが新スマートウォッチ2機種を発売

シャオミ・ジャパンは、GPS搭載のエントリークラスの「Redmi Watch 5 Lite」と2型ディスプレイを搭載した「Redmi Watch 5 Active」のスマートウォッチ2機種を2024年10月10日に発売した。両モデルともに価格はオープンプライスとなっており、店頭予想価格はRedmi Watch 5 Liteが6,480円前後、Redmi Watch 5 Activeが3,980円前後となっている。^[1]

Redmi Watch 5 Liteは、GPSを搭載しているため、スマートフォンがなくても手軽にランニングなどのワークアウトが可能だ。5つの測位衛星に対応したGNSSチップを内蔵しており、より正確な位置情報の取得が可能となっている。一方、Redmi Watch 5 Activeは2型のLCDディスプレイを採用し、よりコンパクトなデザインとなっている。

両モデルともに血中酸素センサー付きの心拍センサーを搭載し、150種類以上のフィットネス機能に対応している。また、5ATMの防水性能を備えているため、プールでの使用も可能だ。バッテリー持続時間は、標準使用モードで最大18日間と長寿命を実現しており、日常的な使用に適している。

Redmi Watch 5シリーズの機能比較

	Redmi Watch 5 Lite	Redmi Watch 5 Active
ディスプレイ	1.96型有機EL	2型LCD
GPS機能	搭載	非搭載
価格帯	6,480円前後	3,980円前後
バッテリー持続時間	最大18日間	最大18日間
防水性能	5ATM	5ATM

GNSSについて

GNSSとは、Global Navigation Satellite System（全球測位衛星システム）の略称で、人工衛星を使用して地球上の現在位置を正確に特定するためのシステムのことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

複数の衛星からの信号を受信し、位置を算出
GPSよりも高精度な位置情報の取得が可能
複数の衛星システムを組み合わせて使用可能

Redmi Watch 5 Liteに搭載されているGNSSチップは、5つの測位衛星に対応しており、より正確な位置情報の取得が可能となっている。これにより、ランニングやサイクリングなどのアウトドアアクティビティにおいて、スマートフォンを持ち歩くことなく、精密な距離や速度の測定が可能となり、ユーザーのトレーニング効果の向上に貢献する。

シャオミの新スマートウォッチに関する考察

シャオミ・ジャパンが発売した新しいスマートウォッチ2機種は、価格帯の異なる製品を同時に投入することで、幅広い消費者ニーズに対応しようとする戦略が見て取れる。特にGPS搭載のRedmi Watch 5 Liteは、6,480円前後という低価格帯でありながら高機能を実現しており、コストパフォーマンスを重視する日本市場において競争力を持つ可能性が高いだろう。

一方で、今後の課題としては、日本市場における認知度の向上と、アフターサービス体制の充実が挙げられる。シャオミブランドはスマートフォン市場では知名度が上がっているものの、スマートウォッチ市場ではまだ認知度が低い可能性がある。ブランド認知度の向上と、製品の信頼性を高めるための施策が必要となるだろう。

今後の展開としては、日本の消費者ニーズに合わせたローカライゼーションの強化が期待される。例えば、日本の公共交通機関との連携機能や、日本特有の健康管理機能の追加など、より日本市場に特化した機能の開発が求められるだろう。また、他社製品との差別化を図るため、AIを活用した高度な健康管理機能の搭載なども検討の余地がある。