琉球大学と琉球ゴールデンキングスが講義連携を実施、プロスポーツビジネスの実践的学習機会を提供

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

PR TIMES より

記事の要約

琉球大学と琉球ゴールデンキングスが講義連携を実施
プロスポーツビジネスの知見を学生に提供
2024年10月から2025年2月まで講義を開催

琉球大学と琉球ゴールデンキングスの講義連携について

琉球ゴールデンキングスは2024年10月15日、国立大学法人琉球大学との講義実習における連携の実施を発表した。この連携は琉球大学の集中講義「実践経営学Ⅱ」の一環として行われ、2024年10月から2025年2月にかけて講義が開催される。プロスポーツビジネスにおける特異な環境の提供や知見の共有を通じて、学生の学びを支援することが目的だ。^[1]

本講義では、キングスのビジネススタッフによる講話や沖縄アリーナでの実践を中心に、琉球大学での座学と各チームでの課題解決に対するプレゼンテーションが実施される。学生たちは沖縄アリーナにて琉球ゴールデンキングスの興行運営に参加し、スタッフの一員としてスポーツビジネスを学ぶ。フィールドワークを通じて課題解決の探求を行うことで、実践的な経験を積むことができるだろう。

さらに、琉球ゴールデンキングスは琉球大学病院と2020年にメディカルパートナー協定を締結している。この協定に基づき、キングスのトップチームやユースチームへの全面的なメディカルサポートが行われている。また、キングスのホームゲームでは琉球大学病院のドクターがゲームドクターとして配置され、来場者や関係者の緊急時対応を担当している。このように、スポーツと医療の分野でも連携が進んでいる。

琉球大学と琉球ゴールデンキングスの講義連携まとめ

項目	詳細
講義名	実践経営学Ⅱ
実施期間	2024年10月から2025年2月
講義内容	ビジネススタッフの講話、沖縄アリーナでの実践
学習方法	座学、フィールドワーク、プレゼンテーション
目的	プロスポーツビジネスの知見共有、学生の学び支援
メディカルパートナー	琉球大学病院（2020年より協定締結）

プロスポーツビジネスについて

プロスポーツビジネスとは、プロフェッショナルスポーツチームやリーグの運営、マーケティング、スポンサーシップ、放映権などを含む商業的活動を指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

高度な興行運営とファンエンゲージメントが重要
地域密着型のビジネスモデルが多い
スポーツ競技と経営の両立が求められる

琉球ゴールデンキングスと琉球大学の連携は、このプロスポーツビジネスの実態を学生に直接体験させる貴重な機会となる。学生たちは実際の興行運営に携わることで、理論と実践の両面からプロスポーツビジネスを学ぶことができる。さらに、琉球大学病院とのメディカルパートナーシップは、スポーツビジネスにおける医療面のサポートの重要性を示している。

琉球大学と琉球ゴールデンキングスの連携に関する考察

琉球大学と琉球ゴールデンキングスの連携は、学生に実践的なプロスポーツビジネスの経験を提供する点で非常に有意義だ。学生たちは実際の興行運営に参加することで、座学だけでは得られない生きた知識を習得できる。同時に、プロチームにとっても若い世代の視点や発想を取り入れる機会となり、新たなアイデアやイノベーションにつながる可能性がある。

一方で、この連携におけるチャレンジとして、学生の学業とプロチームの実際の業務のバランスを取ることが挙げられる。興行運営は時に長時間労働や不規則な勤務を伴うため、学生の学業に支障をきたさないよう配慮が必要だろう。また、実際のビジネス現場に学生を参加させることで生じる可能性のある機密情報の取り扱いや責任の所在についても、明確なガイドラインを設ける必要がある。

今後の展開として、この連携をさらに発展させ、インターンシッププログラムや長期的な産学連携プロジェクトへと拡大することが期待される。また、琉球大学病院とのメディカルパートナーシップを活かし、スポーツ医学や健康科学の分野での共同研究などにも発展させられるだろう。このような多角的な連携が、沖縄におけるスポーツビジネスの発展と地域貢献につながることを期待したい。