MCPグループが九州発ファンドに新規出資者を獲得、地域金融機関と大手金融グループの連携でスタートアップ支援を強化
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記事の要約
- MCP、九州発ジャパン・エボリューション・ファンドに新規出資者を獲得
- 福岡ひびき信用金庫、三菱UFJ銀行、三菱UFJ信託銀行が参画
- TEAM FUKUOKAの一員として九州・沖縄のスタートアップに投資
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MCPグループの九州発ファンドが新たな出資者を獲得
MCPアセット・マネジメント株式会社は2024年10月16日、九州発ジャパン・エボリューション・ファンド投資事業有限責任組合に新たなLPとして福岡ひびき信用金庫、株式会社三菱UFJ銀行、三菱UFJ信託銀行株式会社が出資、参画することを発表した。本ファンドは2023年3月に設立され、TEAM FUKUOKAの一員として主にリード投資家として九州・沖縄のスタートアップを中心に計7社に投資している。[1]
MCPグループは2021年に福岡市からの誘致を受けて進出して以来、国内有力機関投資家5社を含む投資家からの支援を得てファンドを設立した。本年1月には更に2社の出資を得ており、日本企業の海外進出支援や海外投資資金の呼び込みに加え、地域大学との連携や国際金融機能誘致にも取り組んでいる。
本ファンドは日本からグローバルで戦える企業を輩出することを投資理念としており、実証段階を済ませたミドルステージ以降のスタートアップ企業にリードまたは準リードとして投資を行う。MCPグループの20年以上に渡る日本と海外市場を繋ぐネットワークやパートナーシップ、金融・経営に関する豊富な経験を持つチームメンバーの知見を活用し、経営戦略や資本政策等に関するハンズオン支援を特徴としている。
九州発ジャパン・エボリューション・ファンドの概要
項目 | 詳細 |
---|---|
名称 | 九州発ジャパン・エボリューション・ファンド投資事業有限責任組合 |
運営者(GP) | JEFGP有限責任事業組合 |
出資者(LP) | 株式会社西日本シティ銀行、西日本鉄道株式会社、株式会社福岡銀行、三井住友信託銀行株式会社、株式会社肥後銀行、株式会社日本政策投資銀行、アミタホールディングス株式会社、福岡ひびき信用金庫、株式会社三菱UFJ銀行、三菱UFJ信託銀行株式会社 |
ファンドサイズ | ファイナルクロージング時点で50億円以上の運用規模が目標 |
投資対象 | 実証段階を済ませ、将来的にグローバル展開を目指す企業の内、ESGに資する技術・サービスを提供するスタートアップ企業 |
運用期間 | 2023年3月から10年間 |
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ハンズオン支援について
ハンズオン支援とは、投資先企業に対して資金提供だけでなく、経営面でも積極的に関与し支援することを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。
- 経営戦略の策定や見直しのサポート
- 人材紹介や採用支援
- 販路拡大や業務提携先の紹介
MCPグループのハンズオン支援は、20年以上に渡る日本と海外市場を繋ぐネットワークやパートナーシップを活用している点が特徴的である。金融・経営に関する豊富な経験を持つチームメンバーの知見を活用し、投資先企業の経営戦略や資本政策等に関して具体的なアドバイスや支援を提供することで、企業価値の向上を図っている。
九州発ジャパン・エボリューション・ファンドに関する考察
九州発ジャパン・エボリューション・ファンドの新たな出資者獲得は、地域経済の活性化とグローバル展開を目指すスタートアップ支援の両面で重要な意味を持つ。特に福岡ひびき信用金庫や三菱UFJグループの参画は、地域金融機関と大手金融グループの連携という点で注目に値する。このような多様な金融機関の参画により、投資先企業に対してより幅広い支援が可能になるだろう。
一方で、今後の課題としては投資先企業のグローバル展開の成功率向上が挙げられる。日本企業の海外進出には言語や文化の壁、法制度の違いなど多くの障壁が存在する。MCPグループの海外ネットワークを活用した支援が、これらの課題解決にどれだけ効果を発揮できるかが鍵となるだろう。また、ESGに資する技術・サービスという投資基準と、高成長を期待されるスタートアップ企業の特性をいかに両立させるかも重要な課題となる。
今後期待したいのは、このファンドを通じて九州・沖縄地域から世界に通用する革新的な企業が生まれることだ。地域の特色を活かしつつグローバルな視点を持った企業の成長は、日本経済全体にとっても大きな意義がある。MCPグループには、単なる資金提供にとどまらず、真の意味でのグローバル企業育成のエコシステム構築に貢献することを期待したい。
参考サイト
- ^ PR TIMES. 「福岡ひびき信用金庫・株式会社三菱UFJ銀行・三菱UFJ信託銀行株式会社からの出資受入れのお知らせ | MCPアセット・マネジメント株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000009.000125923.html, (参照 24-10-18).
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