シリウスのswitle BODYがグッドデザイン金賞を受賞、ベッド上での洗身を実現し介護負担を軽減

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

PR TIMES より

記事の要約

シリウスのswitle BODYがグッドデザイン金賞受賞
ベッドでの洗身を可能にする革新的介護用具
介護者の負担軽減と要介護者の衛生管理に貢献

シリウスのswitle BODYがグッドデザイン金賞を受賞

株式会社シリウスは2024年10月16日、同社の介護用洗身用具「switle BODY（スイトルボディ）」が2024年度グッドデザイン金賞を受賞したことを発表した。本製品はグッドデザイン賞ベスト100にも選出され、さらに審査委員による「私の選んだ一品」にも選ばれるなど、高い評価を得ている。^[1]

switle BODYは、水の噴射と同時吸引機能を備えた画期的な介護用機器だ。要介護者をベッドから移動させることなく、シャワーを浴びたように体を洗うことが可能となり、介護者の負担軽減と要介護者の衛生管理の向上に大きく貢献する。この革新的な設計により、従来の入浴と清拭に加えて新たな選択肢を提供している。

シリウス社は本受賞を機に、switle BODYの販売拡大を目指すとともに、ものづくりにおけるデザインの積極的な活用を推進する方針だ。介護現場のニーズに応える製品開発を通じて、ブランドイメージの向上と介護に携わる人々への貢献を目指している。

switle BODYの特徴まとめ

項目	詳細
主な機能	水の噴射と同時吸引、水と空気の完全分離
使用場所	ベッド上（移動不要）
操作者	介護者1人で準備・操作可能
水使用量	約1L（洗髪から身体のすすぎまで対応）
受賞内容	2024年度グッドデザイン金賞、ベスト100、私の選んだ一品

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グッドデザイン賞について

グッドデザイン賞とは、1957年に創設された日本を代表するデザインの評価とプロモーション活動である。この賞は、デザインを通じて暮らしの質の向上と社会課題の解決を目指すものであり、以下のような特徴を持つ。

国内外の多くの企業や団体が参加する世界的なデザイン賞
社会の課題やテーマの解決にデザインを生かすことを目的とする
毎年実施され、幅広い分野のデザインを評価

グッドデザイン賞の受賞は、製品やサービスの質の高さを示す指標として広く認知されている。switle BODYの受賞は、介護分野におけるイノベーティブなデザインの重要性を示すとともに、介護用品のデザイン向上に対する社会的な関心の高まりを反映している。

switle BODYに関する考察

switle BODYの最大の利点は、要介護者の尊厳を保ちながら効率的な清潔ケアを可能にした点にある。ベッド上で洗身が完結することで、移動に伴う身体的負担や転倒リスクが軽減され、介護者と要介護者双方の安全性が向上している。一方で、長期的な使用における皮膚への影響や、機器の衛生管理など、継続的な検証と改善が必要になるだろう。

将来的な課題としては、高齢者の個別ニーズへの対応が挙げられる。身体状況や皮膚の状態が異なる利用者に対して、水圧や温度をカスタマイズできる機能の追加が望まれる。また、AIやIoT技術を活用した使用データの収集と分析により、より効果的な清潔ケアの方法を確立できる可能性がある。

switle BODYの成功は、介護用品におけるデザインの重要性を示す好例となった。今後は、この製品を起点として、介護現場全体のデザイン革新が進むことが期待される。介護者の作業効率向上と要介護者のQOL改善を両立する製品開発が加速し、超高齢社会における介護の質的向上につながるだろう。

参考サイト

^ PR TIMES. 「株式会社シリウスの「介護用洗身用具 switle BODY（スイトルボディ）」が2024年度「グッドデザイン金賞」を受賞 | 株式会社シリウスのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000019.000058935.html, (参照 24-10-18).

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