神奈川県がBAK2024で17プロジェクトを採択、脱炭素推進と産学連携を強化

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

PR TIMES より

記事の要約

神奈川県がBAK2024で17プロジェクトを採択
脱炭素推進枠5プロジェクトを含む多様な取り組み
県が各プロジェクトに最大750万円を支援

神奈川県とAUBAによるBAK2024プログラムで17プロジェクトを採択

神奈川県は、大企業とベンチャー企業の連携を促進する「ビジネスアクセラレーターかながわ（BAK）」において、2024年度のプログラム「BAK2024」の採択結果を発表した。合計482件の応募の中から、厳正な審査を経て17のプロジェクトが選ばれている。これらには脱炭素推進に資する「脱炭素推進枠」5プロジェクトが含まれており、環境配慮型のイノベーション創出に注力する姿勢が見られる。^[1]

採択されたプロジェクトには、県から開発実証資金として500万円（脱炭素推進枠には750万円）が支援される。この資金援助に加え、コンサルタントによる伴走支援や開発・実証の実施、さらには広報活動のサポートも提供される。これらの総合的な支援策により、各プロジェクトの早期事業化を目指している。

BAK2024では、「大企業提示テーマ型」と「ベンチャー発自由提案型」の2つの募集カテゴリーを設けた。大企業提示テーマ型では県内に拠点を持つ22社が提示したテーマに対し、ベンチャー企業からの提案を募集。一方、ベンチャー発自由提案型では、ベンチャー企業自らの技術やアイデアに基づく社会課題解決プロジェクトの提案を受け付けた。

BAK2024採択プロジェクトの概要

	脱炭素推進枠	通常採択
採択数	5プロジェクト	12プロジェクト
支援金額	750万円	500万円
主な特徴	CO2排出量削減、食品ロス削減、再生可能エネルギー推進	AI活用、健康経営支援、産学連携促進
連携形態	ベンチャー企業と大企業の協働	ベンチャー企業と大企業または研究機関の協働

BAK2024の詳細はこちら

オープンイノベーションについて

オープンイノベーションとは、企業内部と外部のアイデアを有機的に結合させ、価値を創造する手法のことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

社内外の知識や技術を積極的に活用
異なる分野や業種との協業を促進
イノベーションの速度と質を向上

BAK2024プログラムは、このオープンイノベーションの概念を実践的に適用している。大企業とベンチャー企業の連携を通じて、各々が持つ強みを相互補完的に活用することで、より革新的なソリューションの創出を目指している。特に脱炭素推進枠の設置は、環境問題という社会的課題に対し、異なる規模や特性を持つ企業間の協働で取り組む姿勢を示している。

参考サイト

^ PR TIMES. 「【採択結果発表】【神奈川県ビジネスアクセラレーターかながわ（BAK）× AUBA】脱炭素推進などを含む、ベンチャー企業×大企業等が連携して取り組む17のプロジェクトを採択！「BAK2024」 | 株式会社eiiconのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000646.000037194.html, (参照 24-10-18).

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