セキュリティ

SECURITY

公開：2024-10-23

【CVE-2024-49234】WordPressプラグインplexx elementor extensionにクロスサイトスクリプティングの脆弱性が発見、情報漏洩のリスクに警戒

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• WordPressのplexx elementor extensionに脆弱性
• クロスサイトスクリプティングの問題が発覚
• バージョン1.3.7未満が影響を受ける

plexx elementor extension 1.3.7未満の脆弱性発見

themewormは、WordPress用プラグインplexx elementor extensionにおいてクロスサイトスクリプティングの脆弱性が存在することを発表した。この脆弱性は【CVE-2024-49234】として識別されており、CWEによる脆弱性タイプはクロスサイトスクリプティング（CWE-79）に分類されている。^[1]

NVDの評価によると、攻撃元区分はネットワークであり、攻撃条件の複雑さは低いとされている。攻撃に必要な特権レベルは低く、利用者の関与が必要とされており、影響の想定範囲に変更があるとされている。

この脆弱性による影響として、情報を取得される可能性および情報を改ざんされる可能性が指摘されている。バージョン1.3.7未満のplexx elementor extensionを使用しているWordPressサイトがこの脆弱性の影響を受けるため、早急な対策が必要とされている。

plexx elementor extensionの脆弱性詳細

クロスサイトスクリプティングについて

クロスサイトスクリプティングとは、Webアプリケーションの脆弱性の一種で、攻撃者が悪意のあるスクリプトをWebページに挿入できる問題のことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

• ユーザーの入力値が適切にサニタイズされていない
• 攻撃者が任意のJavaScriptを実行可能
• セッション情報の窃取やページ改ざんのリスクがある

WordPressのプラグインにおけるクロスサイトスクリプティングの脆弱性は、攻撃者によって悪用される可能性が高い重大な問題となっている。plexx elementor extensionの事例では、攻撃条件の複雑さが低く特権レベルも低いため、早急なバージョンアップによる対策が推奨されている。

plexx elementor extensionの脆弱性に関する考察

WordPressプラグインの脆弱性は、サイトの改ざんやユーザー情報の漏洩につながる深刻な問題となっている。特にplexx elementor extensionのような人気プラグインの脆弱性は、多くのサイトに影響を与える可能性があるため、開発者による継続的なセキュリティ対策が不可欠である。

今後はWordPressプラグインの開発段階でのセキュリティテストの強化が求められるだろう。特にユーザー入力値のサニタイズ処理や出力エスケープなど、基本的なセキュリティ対策の実装を徹底することで、同様の脆弱性の発生を防ぐことができる。

また、プラグインの自動アップデート機能の活用や定期的なセキュリティ監査の実施など、サイト運営者側の対策も重要になってくる。WordPressエコシステム全体でのセキュリティ意識の向上が、安全なWebサイト運営には不可欠だ。

参考サイト

1. ^ JVN. 「JVNDB-2024-010779 - JVN iPedia - 脆弱性対策情報データベース」. https://jvndb.jvn.jp/ja/contents/2024/JVNDB-2024-010779.html, (参照 24-10-23).

※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。

「セキュリティ」に関するコラム一覧「セキュリティ」に関するニュース一覧