シーベースがCBASE360にAIコメントチェック機能を実装、フィードバックの質向上と組織改善を実現へ

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

PR TIMES より

記事の要約

CBASE360がAIコメントチェック機能を実装へ
フィードバックコメントの質を分析し組織状態を可視化
有害コメント検知でレポート返却前チェック工数を削減

CBASE360のAIコメントチェック機能の実装による組織改善の実現

株式会社シーベースは360度フィードバックシステムCBASE360の新機能としてAIコメントチェック機能を2024年11月13日にリリースする予定だ。AIによる感情推定やNGトピック判定、有用性判定を行うことで相手を傷つける有害なコメントや誹謗中傷コメントを検知し、コメントの有用性を数値化することが可能になるのである。^[1]

日本のコミュニケーション文化では直接的な表現を避ける傾向があり、360度フィードバックにおいても率直な意見を前向きに受け取ることが課題となっていた。AIコメントチェック機能によってフィードバックの質の向上と組織状態の把握が実現し、人事部門の工数削減にも大きく貢献することが期待されている。

フィードバックされたフリーコメントに対してAIが感情推定を行い、NGトピックの判定や有用性の判定を数値で示すことで効率的なチェックが可能となった。集まったフィードバックコメントの数値分析を通じて組織のコンディションを可視化し、フィードバック文化の浸透度合いも把握できるようになっている。

CBASE360のAIコメントチェック機能の概要

項目	詳細
感情推定機能	コメントを受け取った際の対象者の感情を11段階で推定
NGトピック判定	容姿、病気、プライベートへの言及など有害コメントを検知
有用性判定	客観性や具体性など6つの観点で0～100のスコアを算出
リリース予定日	2024年11月13日

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360度フィードバックについて

360度フィードバックとは一緒に働く他者からの評価やコメントを収集し活用する人材育成手法のことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

多角的な視点からの評価により客観性が高い
本人の気づきを促す効果的な育成手法
組織開発や人材育成に広く活用される

CBASE360は業界トップクラスの導入実績を持ち年間80万人以上が利用する360度評価システムとして知られている。システムの特徴としてリピート率95%という高い継続率を誇り、多くの企業で人材育成や組織開発のツールとして活用されているのだ。

AIコメントチェック機能に関する考察

AIコメントチェック機能の導入によって人事部門の作業効率が大幅に向上し本来のコア業務に注力できるようになることが期待される。フィードバックコメントの質的な分析が自動化されることで組織状態の可視化が容易になり、より効果的な組織開発施策の立案が可能になるだろう。

一方で機械的な判定による弊害も懸念される点として挙げられる。AIによる感情推定や有用性判定の精度向上が必要不可欠であり、人事部門とAIの適切な役割分担を検討していく必要があるだろう。フィードバック文化の醸成には技術と人の知見をうまく組み合わせることが重要となる。

今後はより高度な自然言語処理技術の活用によって、フィードバックの質的向上や組織開発に役立つ新たな知見の獲得が期待される。AIの活用によってフィードバックと対話を通じた組織のアップデートが加速し、より良い組織文化の形成につながることを期待したい。

参考サイト

^ PR TIMES. 「360度フィードバックシステム「CBASE360」新機能として「AI コメントチェック機能」を実装へ　フィードバックコメントの質の分析を通じて、組織コンディションの可視化と改善を実現 | 株式会社シーベースのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000049.000035636.html, (参照 24-10-23).

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