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公開：2024-07-30

FutureOneがInfiniOne®にAzure OpenAI活用の生成AI機能を追加、Microsoft Teams上で基幹業務データとの自然言語対話が可能に

text: XEXEQ編集部

記事の要約

• InfiniOne®とMicrosoft Teamsの連携機能を拡張
• Azure OpenAI Serviceを活用した生成AI機能を追加
• 基幹業務データとの自然言語対話が可能に

FutureOneによるInfiniOne®の機能拡張

FutureOne株式会社は、中堅・中小企業向け基幹業務システムInfiniOne®とMicrosoft Teamsの連携機能に、Azure OpenAI Serviceを活用した生成AI機能を2024年7月より追加した。この機能拡張により、ユーザーはInfiniOne®を起動せずにTeamsチャット上で自然言語を用いて基幹業務データとの対話が可能になった。手軽な情報把握に加え、生成AIによる業務アクションのサポートを受けられるようになっている。^[1]

新機能の主なポイントは、自然言語による基幹業務データとの対話、生成AIによる状況に応じた業務アクションのサポート、場所やデバイスに依存しない業務遂行の実現の3点だ。これにより、現場の業務ユーザーがより簡単に基幹業務データの状況を把握できるようになり、効率的な業務遂行が可能となる。

FutureOneは、45年以上にわたり日本の中堅・中小企業向けに基幹業務システム／サービスを提供してきた実績を持つ。今後もフューチャーグループの技術トレンドを背景に、顧客にとって最適な技術要素を提供していくことで、さらなる業務の拡張性やコスト削減などの工夫を生み出し、中堅・中小企業ビジネスのシステムプラットフォームを支援していくとしている。

Azure OpenAI Serviceについて

Azure OpenAI Serviceとは、Microsoftが提供する先進的な自然言語処理サービスのことを指しており、主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• OpenAIの大規模言語モデルをAzure上で利用可能
• エンタープライズ向けのセキュリティと管理機能を提供
• カスタマイズ可能なAIモデルの構築と統合が可能

Azure OpenAI Serviceは、GPT-3やDALL-Eなどの強力な言語モデルをMicrosoftのクラウドプラットフォームAzure上で利用できるようにしたサービスだ。企業は高度な自然言語処理機能を自社のアプリケーションやサービスに統合することができ、チャットボットの開発やコンテンツ生成、データ分析など幅広い用途に活用できる。

InfiniOne®とMicrosoft Teams連携の生成AI機能に関する考察

InfiniOne®とMicrosoft Teams連携に生成AI機能が追加されたことで、中堅・中小企業の業務効率化が大きく進む可能性がある。しかし、AIによる判断の精度や、機密情報の取り扱いに関するセキュリティ面での懸念も生じる可能性がある。特に、基幹業務データを自然言語で扱うことによる誤解や誤操作のリスクを最小限に抑える仕組みが重要になるだろう。

今後、この生成AI機能がさらに発展し、業務プロセスの自動化や意思決定支援にまで踏み込んでいくことが期待される。例えば、過去のデータや市場動向を分析し、最適な在庫管理や販売戦略を提案するなど、より高度な経営支援ツールとしての機能拡張が望まれる。また、多言語対応や音声認識機能の追加により、グローバル展開を目指す中小企業のサポートも強化できるだろう。

FutureOneには、この技術革新を単なる効率化ツールにとどめず、中堅・中小企業のデジタルトランスフォーメーション（DX）を本質的に支援する存在となることが期待される。基幹業務データの活用度を高め、企業の競争力向上に直結するような機能開発や、業種・業態に特化したAIモデルの提供など、より付加価値の高いサービス展開が今後の課題となるだろう。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「基幹業務システムInfiniOne®、Microsoft Teams 連携に生成AI機能が追加 | フューチャー株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000710.000004374.html, (参照 24-07-30).
2. Microsoft. https://www.microsoft.com/ja-jp

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