エビデントが超音波フェーズドアレイ探傷器OmniScan X4を発売、処理能力と検査効率が大幅に向上し現場での運用性が進化

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

PR TIMES より

記事の要約

エビデントが超音波フェーズドアレイ探傷器OmniScan X4を発売
高性能化により最新画像化技術を快適に利用可能
検査ワークフローの効率化を実現する新機能を搭載

エビデントの超音波フェーズドアレイ探傷器OmniScan X4の進化

株式会社エビデントは自動車業界やインフラのメンテナンス向けに超音波フェーズドアレイ探傷器OmniScan X4を2024年10月21日より全世界で発売した。従来モデルの高い耐環境性能を継承しながら内部回路を刷新することで処理能力を大幅に向上させ最先端の画像化技術による検査を快適に実施できるようになった。^[1]

新機能のアプリケーションプリセットでは対象物の寸法情報とスキャナーの組み合わせからベースとなる設定を自動で行えるようになり検査効率が飛躍的に向上した。また高速無線通信によりクラウドとの連携が強化され過去の検査データや設定データの管理がより簡単になっている。

全4モデルで従来のシリーズ最上位モデルと同じ帯域幅に対応し高品質な検査画像を提供できるようになった。IP65準拠の耐環境性能も備えているため現場での運用も安心であり約3か月毎のソフトウェアアップデートも継続して提供される予定だ。

OmniScan X4の主な特長まとめ

機能	詳細
処理能力	最新画像化技術TFM/PCIを快適に使用可能
新機能	アプリケーションプリセットによる自動設定
無線通信	Wifi6eによる高速クラウド連携
耐環境性能	IP65準拠の防じん・防滴性能
ソフトウェア	約3か月毎の無償アップデート提供

フェーズドアレイ探傷について

フェーズドアレイ探傷とは超音波を用いて検査対象物の欠陥を検出する非破壊検査手法である。主に以下のような特徴を持っている。

超音波の反射時間と強さから欠陥位置を特定
空隙や割れなどの内部欠陥を非破壊で検出可能
自動車部品や航空機部品の品質検査に活用

フェーズドアレイ探傷器では検査データを位置情報とともに取得できるスキャナーと組み合わせることで効率的な検査が可能となる。OmniScan X4では新機能のアプリケーションプリセットにより設定が自動化され従来よりも大幅な検査効率の向上を実現している。

参考サイト

^ PR TIMES. 「使いやすさと性能がさらに進化した第4世代の超音波フェーズドアレイ探傷器OmniScan X4を発売 | 株式会社エビデントのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000030.000113311.html, (参照 24-10-23).

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