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公開：2024-10-23

Tokyo Artisan Intelligenceが3.8億円の資金調達を実施、エッジAIプラットフォームの量産化へ向け開発を加速

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• Tokyo Artisan Intelligenceが3.8億円の資金調達を実施
• エッジAIプラットフォームの量産化へ向けた開発を加速
• みずほ銀行など3行からデットファイナンスを実施

Tokyo Artisan Intelligenceのエッジ向けAIプラットフォーム開発

Tokyo Artisan Intelligence株式会社は2024年10月22日、みずほ銀行・きらぼし銀行・横浜信用金庫から総額3.8億円のデットファイナンスによる資金調達を完了したことを発表した。エッジAIプラットフォームの量産フェーズへの移行とAI技術の社会実装を推進するため、資金を活用していく方針だ。^[1]

同社は東北大学発のベンチャー企業として2020年3月に設立され、独自のニューラルネットワーク圧縮技術とハードウェア実装技術を活用したエッジAIソリューションを提供している。産業機器や医療機器、製造装置、ヘルスケア分野など幅広い領域でAI技術の実装を進めてきた実績を持つ。

今回の資金調達により、これまでのPoC案件で蓄積したノウハウを活かした量産向けプラットフォームの開発が加速する。長期運用における信頼性向上やコスト低減に対応し、独自のAI開発環境「TAI Compiler」の改良によって顧客ニーズに応じた高性能なエッジAIの実装が可能になる。

Tokyo Artisan Intelligenceの資金調達概要

Tokyo Artisan Intelligence株式会社の詳細はこちら

エッジAIについて

エッジAIとは、ディープラーニングなどのAIアルゴリズムをクラウドではなく端末側で実行する技術のことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• 端末側での高速なリアルタイム処理が可能
• クラウドと比較して低消費電力での運用が実現
• ローカル処理によるプライバシー保護とセキュリティ向上

Tokyo Artisan Intelligenceは独自のニューラルネットワーク圧縮技術とハードウェア実装技術を組み合わせることで、産業機器や医療機器向けの高性能なエッジAIソリューションを実現している。顧客ニーズに応じた柔軟な開発とサポート体制を構築することで、AI技術の社会実装を加速させている。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「エッジAI技術を提供するTokyo Artisan Intelligence 株式会社が総額3.8億円のデットファイナンスを実施 | Tokyo Artisan Intelligence株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000011.000072103.html, (参照 24-10-23).
2. Intel. https://www.intel.co.jp/content/www/jp/ja/homepage.html

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