株式会社ライフシールドが電源不要の可搬型Wi-Fiアクセスポイントを開発、ソーラー充電で最大4日間稼働を実現
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記事の要約
- 電源不要の可搬型Wi-Fiアクセスポイントを開発
- ソーラーパネルと大容量バッテリーで最大4日稼働
- 災害時やイベントでの利用に対応
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株式会社ライフシールドが電源不要の可搬型Wi-Fiアクセスポイントを開発
株式会社ライフシールドは、電源供給が不要な可搬型Wi-Fiアクセスポイント「ソーラー蓄電式可搬型アクセスポイント」を2024年10月11日に発表した。最新規格のWi-Fi 6(IEEE 802.11ax)に対応し、ソーラーパネルと大容量バッテリーを搭載することで電源供給のない環境でも最大4日間の稼働を実現している。[1]
OpenRoamingとeduroamに対応しており、災害発生時やイベント会場といった不特定多数のアクセスが見込まれる状況でも安全な無線LAN通信が可能となっている。IP68の防塵防水性能を備え、動作温度は-40~65度と過酷な環境下での利用にも対応するようになった。
通信速度は2.4GHz帯で最大0.575Gbps、5GHz帯で最大1.2Gbpsを実現し、トータルで最大2.4Gbpsの高速通信に対応している。STARLINKやモバイルルーターを幹線として利用することも可能で、設置場所の制限を受けることなくWi-Fi環境を構築できる仕様となっている。
ソーラー蓄電式可搬型アクセスポイントの機能まとめ
基本仕様 | 通信性能 | 環境対応 | |
---|---|---|---|
主な特徴 | ソーラー充電、最大4日稼働 | Wi-Fi 6対応、最大2.4Gbps | IP68防塵防水 |
対応規格 | OpenRoaming、eduroam | IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax | -40~65度動作 |
利用シーン | 災害時、イベント会場 | STARLINK接続、モバイル回線 | 屋内外設置可能 |
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Wi-Fi 6について
Wi-Fi 6とは、IEEE 802.11axとして標準化された次世代無線LAN規格のことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。
- 高速通信を実現する新しい変調方式の採用
- 複数端末の同時接続に強い特性
- 省電力性能の大幅な向上
Wi-Fi 6は従来規格と比較して通信速度が大幅に向上しており、ソーラー蓄電式可搬型アクセスポイントでは2.4GHz帯と5GHz帯を合わせて最大2.4Gbpsの高速通信を実現している。また、MU-MIMOやOFDMAなどの技術により混雑した環境でも安定した通信が可能となっている。
ソーラー蓄電式可搬型アクセスポイントに関する考察
電源供給が不要な可搬型Wi-Fiアクセスポイントの開発は、災害時の通信インフラ確保という観点で画期的な進歩となっている。特にソーラーパネルと大容量バッテリーの組み合わせにより、停電時でも最大4日間の継続的な通信環境を提供できることは、被災地支援において重要な役割を果たすだろう。
今後の課題として、日照条件が悪い環境での充電効率の向上や、より長時間の稼働を実現するバッテリー容量の拡大が考えられる。また、複数台を連携させたメッシュネットワークの構築機能や、衛星通信との更なる連携強化により、より広範囲での通信カバレッジを実現できる可能性がある。
将来的には、AIによる電力消費の最適化やリアルタイムの通信品質モニタリング機能の追加が期待される。さらに、自然災害の多い日本において、このような自立型の通信インフラの普及は、防災・減災の観点からも重要な意味を持つものとなるだろう。
参考サイト
- ^ ライフシード. 「【株式会社ライフシード】 電源供給が困難な災害時の活⽤にも期待 ソーラーパネル搭載、OpenRoaming・eduroam 対応の可搬型アクセスポイントを開発 コンピュータ・通信機器|ライフシード」. https://life-seed.co.jp/kahangata-ap/, (参照 24-10-23).
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