【CVE-2024-48049】WordPress用mighty builderにクロスサイトスクリプティングの脆弱性、情報取得と改ざんのリスクに警戒
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記事の要約
- mighty builderにクロスサイトスクリプティングの脆弱性
- 情報取得や改ざんのリスクが発生
- mighty builder 1.0.2以前のバージョンが対象
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mighty builder 1.0.2の脆弱性
mightyplugins社が開発したWordPress用プラグインmighty builder 1.0.2以前のバージョンにおいて、クロスサイトスクリプティングの脆弱性が2024年10月20日に発見された。この脆弱性は【CVE-2024-48049】として識別されており、CWEによる脆弱性タイプはクロスサイトスクリプティング(CWE-79)に分類されている。[1]
NVDのCVSS v3による深刻度基本値は5.4で警告レベルとされており、攻撃元区分はネットワークであり攻撃条件の複雑さは低いとされている。また攻撃に必要な特権レベルは低く利用者の関与が必要とされており、影響の想定範囲に変更があるとされている。
この脆弱性により機密性および完全性への影響が低レベルで発生する可能性があり、情報の取得や改ざんのリスクが存在している。可用性への影響は報告されていないものの、参考情報を参照して適切な対策を実施することが推奨されている。
mighty builderの脆弱性詳細
項目 | 詳細 |
---|---|
影響を受けるバージョン | mighty builder 1.0.2以前 |
CVSSスコア | 5.4(警告) |
攻撃条件 | ネットワークからの攻撃、低い複雑さ |
必要な特権 | 低レベルの特権、利用者の関与が必要 |
想定される影響 | 情報の取得、改ざんのリスク |
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クロスサイトスクリプティングについて
クロスサイトスクリプティング(XSS)とは、Webアプリケーションの脆弱性の一種で、攻撃者が悪意のあるスクリプトをWebページに挿入できる問題のことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。
- ユーザーの入力値が適切にサニタイズされずにHTMLに出力される
- 攻撃者が任意のJavaScriptを実行可能
- セッション情報の窃取やフィッシング詐欺に悪用される可能性
mighty builderの脆弱性はCVSS v3で5.4の警告レベルと評価されており、攻撃条件の複雑さが低く設定されている点が特に注目される。この種の脆弱性は適切な入力値のバリデーションやサニタイズ処理を実装することで防ぐことが可能だ。
mighty builderの脆弱性に関する考察
WordPress用プラグインの脆弱性は、そのプラグインを導入している全てのサイトに影響を及ぼす可能性があることから、深刻な問題となり得る。mighty builderの場合、攻撃条件の複雑さが低く設定されていることから、技術的な障壁が低く悪用されるリスクが比較的高いと考えられるだろう。
今後の対策として、プラグイン開発者側には入力値の適切なバリデーションやサニタイズ処理の実装が求められる。特にWordPressのようなオープンソースプラットフォームでは、コミュニティによるセキュリティレビューの強化や、脆弱性報告の仕組みの整備が重要になってくるだろう。
長期的な視点では、WordPressプラグインのセキュリティガイドラインの策定や、自動化されたセキュリティテストの導入が有効な解決策となり得る。プラグイン開発者とWordPressコミュニティが協力して、セキュアな開発プロセスを確立していくことが望まれている。
参考サイト
- ^ JVN. 「JVNDB-2024-011003 - JVN iPedia - 脆弱性対策情報データベース」. https://jvndb.jvn.jp/ja/contents/2024/JVNDB-2024-011003.html, (参照 24-10-25).
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