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ASRockがIntel Z890マザーボード13機種を発表、独自のメモリOCシールドで高性能化を実現

text: XEXEQ編集部
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)


記事の要約

  • ASRockがIntel Z890マザーボード13機種を発表
  • 全モデルにメモリOCシールドを標準搭載
  • DDR5-10000MHz以上の高速メモリに対応

ASRockが次世代Intel Z890マザーボード13機種を発表

ASRockは、Core Ultraシリーズ2対応のIntel Z890チップセット搭載マザーボード13機種を2024年10月25日に発表した。独自のメモリOCシールドを全モデルに搭載し、電磁干渉を低減することでメモリのオーバークロック性能と安定性を向上させている。[1]

新製品のラインナップは、TaichiシリーズからZ890 Taichi AQUA、Z890 Taichi OCF、Z890 Taichiの3機種を用意している。最上位のZ890 Taichi AQUAは、世界初となるPCIe 5.0対応M.2 SSD向けの着脱式ウォーターブロックを搭載するなど先進的な機能を備えている。

また、独自の1,000μF対応コンデンサを新たに採用することでコンデンサの数を削減し、コスト削減と耐久性向上を実現している。Phantom Gaming、Steel Legend、Pro、LiveMixerなど多様なシリーズで幅広いユーザーのニーズに対応する。

ASRock Intel Z890マザーボードのラインナップ

Z890 Taichi AQUA Z890 Taichi OCF Z890 Taichi
電源フェーズ 28+1+2+1+1 22+1+2+1+1 20+1+2+1+1
メモリ対応 DDR5-9600 DDR5-10133 DDR5-9600
予想実売価格 169,800円前後 109,800円前後 94,800円前後

メモリOCシールドについて

メモリOCシールドとは、メモリのオーバークロックに影響を与える可能性のある電磁干渉を低減するために開発された独自技術である。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

  • EMIノイズを効果的に吸収する設計
  • オーバークロック時の安定性を向上
  • 10,000MHz以上の高速メモリ動作を実現

ASRockのZ890チップセット搭載マザーボードでは、このメモリOCシールドを全モデルに標準搭載することで高い性能を実現している。特にZ890 Taichi OCFではDDR5-10133という極めて高速なメモリ動作をサポートしており、オーバークロッカー向けの高性能モデルとなっている。

ASRock Z890マザーボードに関する考察

ASRockは独自のメモリOCシールドを全モデルに搭載することで、他社との差別化を図ることに成功している。特にZ890 Taichi AQUAに搭載された着脱式ウォーターブロックは世界初の試みであり、高性能PCを構築するユーザーから高い評価を得る可能性が高いだろう。

ただし、高性能な冷却機能や独自技術の搭載により、特に上位モデルでは価格が高騰している点が気になる。Z890 Taichi AQUAの実売予想価格は17万円近くとなっており、一般ユーザーにとってはハードルが高い製品となっている。

今後は、高性能モデルの技術を活かしながら、より手頃な価格帯のモデルも充実させていくことが重要になるだろう。PCパーツ市場の競争が激化する中、ASRockには独自技術と価格のバランスを取った製品展開が求められる。

参考サイト

  1. ^ ASRock. 「ASRock Z890 Taichi AQUA」. https://www.asrock.com/mb/Intel/Z890%20Taichi%20AQUA/index.jp.asp, (参照 24-10-29).
  2. Intel. https://www.intel.co.jp/content/www/jp/ja/homepage.html

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