ハードウェア

HARDWARE

公開：2024-10-29

デルがXPS 13の最新モデルを発表、インテル Core Ultra搭載でAI性能とバッテリー持続時間が大幅向上

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• デルが最新モデルXPS 13を発表
• インテル Core Ultra搭載で性能が大幅向上
• AI PC機能とバッテリー性能を強化

デルのXPS 13がインテル Core Ultraプロセッサー搭載で進化

デル・テクノロジーズは、インテル Core Ultraプロセッサー(シリーズ2)を搭載した最新モデルXPS 13を2024年10月28日に発表した。新モデルはNPU(Neural Processing Unit)を搭載しており、AI処理性能が大幅に向上するとともに、バッテリー駆動時間も最大26時間まで伸びている。^[1]

XPS 13は13.4型の3K有機ELディスプレイを採用し、400nitの高輝度とDCI-P3の色空間を100%カバーする鮮やかな映像表示を実現している。アルミニウム削り出しのボディは約1.18kgと軽量ながら高い剛性感を備え、デザイン性と携帯性を両立したノートPCとなっている。

インターフェースはThunderbolt 4ポートを左右に1つずつ搭載し、最大40Gbpsの転送速度と外部モニター出力、USB PD充電に対応している。また、最新規格のWi-Fi 7やDolby Atmosに対応する2W×4のスピーカーなど、最新の技術を惜しみなく採用している。

XPS 13の主要スペックまとめ

NPUについて

NPUとはNeural Processing Unitの略で、AI処理に特化した専用プロセッサーのことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• AI処理を効率的に実行する専用回路を搭載
• CPU/GPUと比較して低消費電力でAI処理が可能
• 音声認識や画像処理などの高速化に貢献

XPS 13に搭載されたインテル Core Ultra 7プロセッサーのNPUは47TOPSの処理性能を持ち、Microsoft Copilot+PCの要件である40TOPS以上を満たしている。さらにGPUの64TOPSと組み合わせることで、高度なAI処理をより効率的に実行することが可能だ。

XPS 13の進化に関する考察

XPS 13の最新モデルは、インテル Core Ultraプロセッサーの採用により性能面での大幅な向上を実現している。特にNPUの搭載によってAI処理性能が向上し、音声入力や画像処理などの作業効率が飛躍的に改善されることが期待できるだろう。

今後はNPUを活用したアプリケーションの拡充が課題となってくる。現状ではNPUに対応したアプリケーションはまだ限定的であり、開発者がNPUの性能を最大限に引き出すためのツールや開発環境の整備が必要になってくるはずだ。

XPS 13はモバイルノートPCの新しい標準を示している。従来のCPU/GPU中心の処理からNPUを加えた3つのプロセッサーによる処理へと移行することで、より効率的な作業環境を実現できる可能性を秘めているのだ。

参考サイト

1. ^ DELL. 「XPS 13ノートパソコン - 薄型軽量ノートパソコン | Dell 日本」. https://www.dell.com/ja-jp/shop/dell%E3%81%AE%E3%83%8E%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%91%E3%82%BD%E3%82%B3%E3%83%B3/new-xps-13-%E3%83%8E%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%91%E3%82%BD%E3%82%B3%E3%83%B3/spd/xps-13-9350-intel-laptop/cxn9350cto02monojp, (参照 24-10-29).
2. Microsoft. https://www.microsoft.com/ja-jp

※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。

「ハードウェア」に関するコラム一覧「ハードウェア」に関するニュース一覧