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ケンコー・トキナーが広角レンズ対応の可変NDフィルターバリアブルND-Wを発売、Xムラを極限まで抑えた革新的な設計で広角撮影の可能性が拡大

text: XEXEQ編集部
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)

ケンコー・トキナーが広角レンズ対応の可変NDフィルターバリアブルND-Wを発売、Xムラを極限まで抑えた革新的な設計で広角撮影の可能性が拡大

PR TIMES より


記事の要約

  • ケンコー・トキナーが広角レンズ対応の可変NDフィルターを発売
  • 広角24mmでND2.5~ND128相当まで使用可能な設計
  • 独自製法でXムラを極限まで抑制し実用範囲を拡大

バリアブルND-Wの革新的な広角レンズ対応

株式会社ケンコー・トキナーは広角レンズ使用時のXムラ発生を極限まで抑えた可変NDフィルター「バリアブルND-W」を2024年10月25日より発売開始した。77mm径が57,000円、82mm径が60,000円で、独自の製法により広角24mmでもND2.5からND128相当までの広範囲な減光量調整を実現している。[1]

バリアブルND-Wは前枠を回転させることで露出をコントロールできる可変NDフィルターとして設計されており、一眼動画撮影での露出調整に欠かせない機能を備えている。従来の可変NDフィルターでは課題とされていた広角レンズでの使用範囲を大幅に拡大し、静止画のスローシャッター撮影にも対応している。

フィルターの枠には減光量を絞り段数で表記しており、必要なND濃度に素早くセットすることが可能になっている。また動画撮影に便利な着脱可能なレバーが付属しており、可動範囲を濃度の最小から最大までの90度に設定することでスムーズな撮影をサポートしている。

バリアブルND-Wの主な機能まとめ

項目 詳細
対応レンズ径 77mm、82mm
使用可能焦点距離 広角24mm(フルサイズ換算)
減光量範囲 ND2.5~ND128相当
コーティング 低反射デジタルマルチコートⅡ
付属品 着脱可能なレバー(予備含む2個)
製品の詳細はこちら

Xムラについて

Xムラとは、可変NDフィルターにおいて濃度を上げた際に発生するX状の光学的な不均一性のことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

  • 使用するレンズの焦点距離が短いほど発生しやすい現象
  • フィルターの構造上、完全な解消が困難な課題
  • 画質低下の原因となる重要な技術的問題

従来の可変NDフィルターでは広角レンズでの使用時にXムラが発生しやすく実用性に制限があったが、バリアブルND-Wでは独自の製法によりこの問題を大幅に改善している。特に広角24mmという広角域でND2.5からND128相当までの広範な減光量調整を実現した点で画期的な進化を遂げている。

バリアブルND-Wに関する考察

バリアブルND-Wの広角レンズ対応は、風景写真や建築写真などの分野で大きな価値を提供する可能性を秘めている。特にスローシャッター撮影や動画撮影において、これまで使用が制限されていた広角レンズでの表現の幅が大きく広がることが期待できるだろう。

今後の課題として、さらなる広角域での使用やより高い減光量での性能向上が挙げられる。現状でもND1000付近まで減光は可能だが、Xムラや色ムラが発生しやすくなる点に改善の余地がある。新しい製法や材料の開発により、これらの課題が解決されることを期待したい。

将来的には、AIを活用したXムラの自動補正機能や、温度変化による影響を最小限に抑える新素材の採用なども検討に値する。さらに、スマートフォンとの連携による正確な露出制御や、より直感的な操作インターフェースの開発も、ユーザビリティ向上の鍵となるだろう。

参考サイト

  1. ^ PR TIMES. 「広角レンズ使用時のXムラ発生を極限まで抑えた、広範囲対応の可変NDフィルター「バリアブルND-W」 | 株式会社ケンコー・トキナーのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001401.000008859.html, (参照 24-10-30).

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