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ロジック・アンド・デザインが画像鮮明化ASICチップLISr-ISP SoCを発表、リアルタイム処理による高速な画像鮮明化を実現

text: XEXEQ編集部
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)

ロジック・アンド・デザインが画像鮮明化ASICチップLISr-ISP SoCを発表、リアルタイム処理による高速な画像鮮明化を実現

PR TIMES より


記事の要約

  • 画像鮮明化ASICチップのES1カメラモジュールを公開
  • リアルタイム処理で遅延0.004秒以内を実現
  • 量産化によって各種撮影機材への組み込みが可能に

LISr-ISP SoC ES1カメラモジュールの画像鮮明化機能

株式会社ロジック・アンド・デザインは画像鮮明化アルゴリズムLISrのASIC化プロジェクトにおける初回エンジニアリングサンプルES1を2024年10月28日に公開した。ES1評価用カメラモジュールは他の機械で撮影された動画像に対して処理を行う従来製品とは異なり、撮影時点での画質劣化を防ぐことが可能となっている。[1]

画像鮮明化アルゴリズムLISrは既存の補正技術とは一線を画す独自のアルゴリズムによって、明暗が混在する動画像や極端に暗い動画像における鮮明化を実現している。リアルタイム処理によって0.004秒以内という極めて短い遅延時間を達成したことで、実用的な画像処理が可能となった。

コマーシャルサンプルの開発に既に着手しており、量産化によって防犯カメラや医療機器、検査機器、ドローンなど幅広い撮影機材への組み込みが実現する見込みである。この技術革新によって画像鮮明化技術の新たな可能性が広がることが期待できる。

LISr-ISP SoCの主な仕様まとめ

項目 詳細
処理遅延時間 0.004秒以内
主な対象画像 明暗混在動画像、極端に暗い動画像、雨霧雪等不明瞭動画像
適用分野 防犯カメラ、医療機器、検査機器、ドローン
提供形態 ハードウェア、ソフトウェア、SDK
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ASICについて

ASICとは、Application Specific Integrated Circuitの略称で、特定の用途に特化した集積回路のことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

  • 特定用途に最適化された高性能な処理が可能
  • 量産時のコスト削減に貢献
  • 消費電力の低減を実現

LISr-ISP SoCではASICの特性を活かし、画像鮮明化アルゴリズムを効率的に実装することで高速なリアルタイム処理を実現している。従来のソフトウェア実装と比較して処理速度と消費電力の面で大きな優位性を持ち、様々な機器への組み込みを容易にすることが期待できる。

参考サイト

  1. ^ PR TIMES. 「画像鮮明化ASICチップ「LISrⓇ-ISP SoC」ES1 カメラモジュールを公開 | 株式会社ロジック・アンド・デザインのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000022.000066414.html, (参照 24-10-30).

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