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サントリーが世界初の廃食油由来バイオパラキシレン使用ペットボトルを開発、11月から約4,500万本を順次展開へ

text: XEXEQ編集部
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)

サントリーが世界初の廃食油由来バイオパラキシレン使用ペットボトルを開発、11月から約4,500万本を順次展開へ

PR TIMES より


記事の要約

  • サントリーが廃食油由来のバイオパラキシレン使用ペットボトルを世界初導入
  • 11月以降約4,500万本分の飲料用ペットボトルに順次展開
  • ENEOSと三菱商事等との連携でグローバルサプライチェーンを構築

サントリーが廃食油由来バイオパラキシレン使用ペットボトルを開発

サントリーグループは世界初となる廃食油由来のバイオパラキシレンを使用したペットボトルを2024年11月以降に順次導入することを発表した。従来の化石由来原料から製造したペットボトルと比較してCO2排出量を大幅に削減できる画期的な取り組みであり、約4,500万本分の飲料用ペットボトルに展開される予定だ。[1]

PET樹脂の構成要素である70%を占めるテレフタル酸の前駆体パラキシレンについて、使用済み食用油由来の素材を用いることに成功した。持続可能な航空燃料製造過程での連産品として製造されるバイオナフサを活用することで、環境負荷の低減と資源の有効活用を実現している。

本プロジェクトではENEOS、三菱商事、NESTE、三井化学、Indorama Ventures、岩谷産業等との連携によりグローバルなサプライチェーンを構築した。各社の専門性を活かした役割分担により、使用済み食用油からペットボトル成型までの一貫した製造体制を確立している。

バイオパラキシレン使用ペットボトルの製造工程まとめ

工程 担当企業 役割内容
全体管理 三菱商事 サプライチェーン全体のマネジメント
原料製造 NESTE 使用済み食用油からバイオナフサを製造
中間工程 ENEOS 中間原料からバイオパラキシレンを製造
最終工程 Indorama Ventures PET樹脂の製造
物流管理 岩谷産業 PET樹脂の製造から納品までの運用

マスバランス方式について

マスバランス方式とは原料の特性に応じて生産する製品に割り当てを行う手法のことを指す。以下のような特徴を持つ管理方式である。

  • 特性の異なる原料が混合される場合に使用される手法
  • 投入量に応じて製品の一部に特性を割り当てることが可能
  • 効率的な原料活用と製品管理を実現する方式

サントリーグループではこのマスバランス方式を採用することで、バイオパラキシレンの効率的な製造と品質管理を実現している。持続可能な航空燃料の製造過程で生じるバイオナフサを有効活用することで、環境負荷の低減と資源の循環利用を両立させることに成功した。

参考サイト

  1. ^ PR TIMES. 「使用済み食用油由来のバイオパラキシレンを使用したペットボトルを世界で初めて※2商品に導入 | サントリーホールディングス株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001176.000042435.html, (参照 24-10-30).

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