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【CVE-2024-48120】X2CRM 8.5にクロスサイトスクリプティングの脆弱性、情報漏洩や改ざんのリスクに警告

text: XEXEQ編集部
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)


記事の要約

  • X2CRMにクロスサイトスクリプティングの脆弱性が発見
  • 情報の取得や改ざんのリスクが判明
  • X2CRM 8.5のユーザーに対策を推奨

X2CRMのクロスサイトスクリプティング脆弱性

X2Engine社は2024年10月14日にX2CRM 8.5において、クロスサイトスクリプティング(XSS)の脆弱性が発見されたことを公開した。この脆弱性はCVSS v3による深刻度基本値が5.4(警告)と評価されており、攻撃元区分はネットワークで攻撃条件の複雑さは低いと判断されている。[1]

NVDによる評価では、攻撃に必要な特権レベルは低く設定されており利用者の関与が必要とされている。影響の想定範囲に変更があり、機密性と完全性への影響は低く評価されているが可用性への影響はないとされている。

この脆弱性は【CVE-2024-48120】として識別されており、CWEによる脆弱性タイプはクロスサイトスクリプティング(CWE-79)に分類されている。X2CRMのユーザーは参考情報を確認し適切な対策を実施することが推奨されている。

X2CRM 8.5の脆弱性情報まとめ

項目 詳細
影響を受けるバージョン X2CRM 8.5
深刻度 CVSS v3基本値:5.4(警告)
攻撃条件 攻撃元区分:ネットワーク、複雑さ:低
必要な特権レベル 低(利用者の関与が必要)
想定される影響 情報の取得および改ざんの可能性

クロスサイトスクリプティングについて

クロスサイトスクリプティングとは、Webアプリケーションの脆弱性の一種で、攻撃者が悪意のあるスクリプトをWebページに埋め込むことができる状態を指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

  • Webサイトに悪意のあるスクリプトを注入可能
  • ユーザーの個人情報やセッション情報を窃取する危険性
  • サイトの見た目や機能を改ざんする可能性

X2CRM 8.5で発見されたXSS脆弱性は、CVSS v3による評価で攻撃条件の複雑さが低く設定されており、比較的容易に攻撃が実行される可能性がある。特に機密性と完全性への影響が確認されているため、管理者は早急な対策を検討する必要がある。

X2CRM 8.5の脆弱性に関する考察

X2CRM 8.5におけるクロスサイトスクリプティングの脆弱性は、攻撃条件の複雑さが低いため早急な対応が求められる状況である。特に企業のCRMシステムは顧客情報を扱うため、情報漏洩や改ざんのリスクは業務に深刻な影響を及ぼす可能性がある。

今後は同様の脆弱性を防ぐため、入力値のバリデーションやサニタイズ処理の強化が必要不可欠となるだろう。また、定期的なセキュリティ監査やペネトレーションテストの実施により、新たな脆弱性の早期発見と対策が重要となる。

X2Engineには継続的なセキュリティアップデートの提供と、脆弱性情報の迅速な公開が期待される。さらに、ユーザー企業側でもセキュリティ意識の向上とインシデント対応体制の整備が必要だ。

参考サイト

  1. ^ JVN. 「JVNDB-2024-011461 - JVN iPedia - 脆弱性対策情報データベース」. https://jvndb.jvn.jp/ja/contents/2024/JVNDB-2024-011461.html, (参照 24-10-31).

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